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私のライヘンバッハ・ヒーロー

君はオンリーワンでナンバーワン

私の好きな男の話~前編~

私には好きな男が6人いる。 

 

 

 

 

 

まず、岡野昭仁

彼は私の初恋の人だ。

当時アメリカに住んでいた小学生の私は、日本に関するものに飢えていた。日本のご飯、日本のお店、日本の洋服、日本の街並み、何より日本語と日本人。車で1時間半とばせば日本食や日本の雑貨、本など売っている店もあったのだが、輸送料がかかるため、安くとも正規の値段の1.5倍はする。小学生のお小遣いではとてもじゃないが、買えなかった。なのでたびたびAmazonで祖母の家に届くように本を注文し、祖母に私の家まで送ってもらっていた。それまではとにかく本を注文していた私が、初めてCDを買った日(クリックだけど)が私が彼を知るきっかけとなった日だ。あの頃私は英検2級に合格したご褒美にiPodを親に買ってもらったのだ。しかし、家にあるのは親のCDだけ。私のiPodには、私の音楽を入れたい。そう思った私はさっそくAmazonで注文することにした。しかし、遠く離れた日本の地で、今どういうアーティストが人気なのか知る由もなかった(動画サイトでバラエティばっかり見てたからお笑い芸人は知っていた)私が何故、そのCDを選んだのか。注文した日のことは覚えているのに、それだけが思い出せない。割と肝心なとこなのに!一つはっきり言えることは、私は、確かにポルノグラフィティのアルバム『foo?』とaikoのアルバム『秋 そばにいるよ』を買ったのだった。

 

foo?

foo?

 

 

秋 そばにいるよ (通常盤)

秋 そばにいるよ (通常盤)

 

 

これは私と彼の出会いでもあったし、私と音楽の出会いでもあった。注文してから約2週間後、祖母から届いたダンボール。注文した日から毎日いつ届くかそわそわして、家に着くと真っ先に母に確認しては、落胆していた毎日がようやく終わる。ダンボールを開け、手にしたCD二枚は私の手の中でキラキラ光っていた。見ていただければ納得してもらえると思うが、aikoちゃんのかわいいCDジャケットに比べ、彼らのジャケットは赤のタイル地の、とてもシンプルなものでジャケットだけ見ると心惹かれる要素はない。それなのに、かわいいaikoちゃんではなく、彼らのタイル地の方を先に開封して聴いてみようと思ったのは、たぶん祖母の家のお風呂のタイル地と似ていてノスタルジックな気分になったからである(嘘です、たぶん何の理由もない)。iPodに取り込んで、その日はもう夜が更けてしまっていたので、聴くのは明日の学校へ行くまでのスクールバスの中の楽しみにとっておくことにした。学校へと向かういつもの道路、いつもの座席、いつもの友達に囲まれ、私は初めて自分のiPodのイヤホンを耳に押し当て、私だけの音楽を聴いた。

衝撃だった。1曲目の『INNERVISIONS』からどう言葉で表していいのか分からないけど、とにかく興奮した。これだ、と思った。人間ってこんな声を出せるんだ、と心底驚いた。夢中で聴いた次の曲(『グァバジュース』)の彼の声はもう少し甘くて、その次の歌(『サウダージ』)を歌う彼の声は哀しかった。私は夢中で、もっと彼の声を聴いていたくて、スクールバスのおじさん、スピード落とせよって思った。ごめんなさい。1日なんとかいつも通り授業を受け、家に帰って血走った目で1曲目から最後の曲まで通して聴いた。これははっきりと今でも覚えているが、私はこのアルバムに7番目に収録されている、『Name is man〜君の味方〜』、この曲で、恋に落ちた。うら若き少女の初恋はまだ顔も名前も知らない男にあっさりと奪われた。

そこからぐぐって(Yahooで調べたけど)、私の好きになった相手は『岡野昭仁』という名前で、( .'ω' )みたいな顔をしているということも把握した。それからの日々は帰宅してから彼、岡野昭仁について、またはポルノグラフィティというバンドについての情報を集めることに熱中した。小学生のお小遣いは限られているもので、残念ながらCDを大人買いなどはできなかったが、祖母に彼らの出演する音楽番組を全てリストアップして送り録画してもらい、お小遣いを貯めてはCDやDVDを集めた。調べれば調べるほど、なにより聴けば聴くほど彼が好きになった。あんなに歌うときは滑舌よく一音一音を綺麗に発するのに、普通に喋ると残念な感じになることも、ライブ中の彼の目は淵まで真っ黒で何を考えているのか何が見えているのか、もしかしたら世界の果てまで知り尽くしているのかもしれないと思わせる目をしていることも。

そして忘れもしない、2006年7月22日。一時帰国で日本に滞在していた私は彼らのライブ、横浜ロマンスポルノ'06~キャッチ・ザ・ハネウマ~に参戦した。このライブのことを語ったらキリがないのでやめとくが、もう、ほんとうに、幸せな時間で、楽しくて、大好きがとまらなくて、たぶん私はこれからもずっとこの人、そしてポルノグラフィティのことが好きなんだろうなと確信していた。14年の時間が流れた今日この時も、やっぱり私は彼が好きで好きで仕方がない。結婚を知ったあの日は、別に私なんかと彼がどうにかなっちゃうなんて考えたこともなかったけど、さんざん泣いて声が枯れるほど泣き叫んで目もパンパンに腫れて鼻水ぐちょぐちょだったけど。それでも結局、私はいつだって彼のことが大好きだ。彼の声と出会ってからの14年間の私の毎日は、楽しかったことも悲しかったことも苦しかったことも、全て彼の声で彩られている。

 

 

 

 

 

 

そして、新藤晴一

彼は誰よりも言葉に愛された人だった。そんな彼に私は恋をした。

岡野昭仁の歌声に惚れて以来、私は取り憑かれたようにポルノグラフィティの音楽を摂取した。その中で、岡野昭仁が唄う言葉の美しさ、繊細さに気づくようになった。新藤晴一が書く言葉たちは現実世界から少し浮いていて、とても柔らかで、なのに拭えない悲しさがあった。つついたらすぐ割れてしまうシャボン玉みたいだ。私は彼が紡ぐ言葉に夢中になった。決定的だったのが、ポルノグラフィティの1stアルバム『ロマンチスト・エゴイスト』収録の『憂色~Love is you~』の歌詞だった。

 

ロマンチスト・エゴイスト

ロマンチスト・エゴイスト

 

 

耳が痛くなるくらい重い静けさに閉ざされて

息をひそめてひとり朝を待っているよ

 

私はこの時、初めて静寂にも音があることを知った。静寂も本当は、聞こえるものなのだ。ひどく心が寂しい夜、耳をすましてみる。音がしない。それは、静けさとは、違った。壁も天井も、全てがわんわんと迫ってくるような気がする。圧迫感に思わず目を閉じ、そして何もない暗闇と音の無い世界に、どこかこの世界ではないところに落ち込んだような気がして怖くなって、目を開ける。新藤晴一の言葉によって私は今まで自分が当たり前に信じていた世界は世界の全てではないことを知った。そして私は、私を知らない世界へ導いてくれる、彼に恋をした。

彼はまるでオーダーメイドの服を着せるようにそれ以外には表現のしようが無いような表現をしてみせる。それがどんなひどい失恋の曲であっても、夏にふさわしいロックチューンであっても、彼の言葉は常に清潔で淡い色をしている。初めて日本語を美しいと思い、言葉の尊さを想った。一字一字見落としたくなくて、文字通り目を皿にして、隅々まで歌詞カードを読んだ。そうすれば、彼が見ている世界が自分にも見える様なきがして。

そして単純に彼の顔や性格もタイプである。キツそうな顔をしているのに、特徴的にうねった唇から発せられるのはハイトーン舌足らずボイス。最初に彼が喋っているのを聞いたときは、アフレコしているのかと思った。そのくらい見た目と声がマッチしない。愛おしすぎ。何か悪いことを思いついたときのキラキラ光る瞳とか、人一倍負けず嫌いなところとか、誰よりも「ロックバンド」に対する憧れとコンプレックスがあるところも。そういう一つ一つが大好きで愛おしくてたまらない!すき。

私の考え方や生き方に最も影響を与えたのが彼だと思う。私という人間を形成するにあたって新藤晴一という要素は切っても切り離せない。彼の言葉に何度助けられ、何回道しるべにしていたのか分からない。私のバイブルは彼の言葉である。彼の詞について書き始めると終わる気がしないので、これはまた他の記事で。新藤晴一が書いた詩を、岡野昭仁が唄う。なんてすばらしい世界なんだろう。

 

 

 

 

 

 

次に現れたのが、エフゲニー・プルシェンコ

私が好きになる最初で最後のスポーツ選手。

6人の中で彼だけ異色だと思う。私は基本的にスポーツは苦手だし、観戦するのも特別好きなわけではない。そんな私が唯一好きになったスポーツがフィギュアスケートで、そのきっかけでもあるし、私の好きなフィギュアスケートにはいつだって彼がいる。彼そのものがフィギュアスケートなのだ。

2006年、トリノ五輪。アメリカの地でただなんとなく、ライブ中継していたフィギュアスケート男子SPを見ていた。それは読書をしていて、たまたまテレビがついていたとか、本当にそんなものだったと思う。しかし、トスカにのせてリンクを駆ける彼に私は一瞬で恋に落ちた。フィギュアスケートのルールも分からない私の目にも、彼は圧倒的な存在感でうつっていた。まだSPの時点で、彼が彼以外の選手に負ける姿は想像出来なかった。それくらいあの時の彼は氷を支配していた。なにより彼の四回転は彼だけのものだった。


Evgeni Plushenko Tosca Sp Olympics Torino 2006

 

それからは母とともに全米各地のショーに足を運び、私自身もフィギュアスケートを習うようになった(北米ではフィギュアスケートは一般的な習い事でもあった)。ルールを少しずつ覚え、たくさんの素晴らしい選手たちを知っていったが、彼以上に私の心を揺さぶる選手は結局今日まで現れなかった。

彼のフィギュアスケート人生は決して平坦な道ではない。しかし、ファンである私が思わず目を背けたくなるような試合の時も、もういいよ十分頑張ったよ無理しないでと勝手に願っている時も、どんな時でも彼は一度もフィギュアスケートを諦めようとはしなかった。輝かしいタイトルや経歴を手にした後も、誰よりも真摯にフィギュアスケートと向き合い、フィギュアスケートの発展を願った。氷に愛され、氷の上で生きることを選んだ彼は、フィギュアスケーターとして生きる以外の道を知らない。そして、彼はどんなときだって四回転を手放さなかった。膝や腰を犠牲にしても、彼は四回転を跳び続けた。

2015-2016年シーズンの試合を全て欠場をした彼は、来年4月に腰の再手術を控えている。ボロボロの身体でも彼は競技としてのフィギュアスケートを諦めない。この先どんな決断を彼がし、どんな道を進むのか、ファンである私も想像がつかない。彼はいつだって私たちの予想をいい意味でも悪い意味でも裏切ってきた。ただひとつ確かなことは、私は彼がフィギュアスケート靴を脱ぐその日まで、フィギュアスケーターエフゲニー・プルシェンコのファンであるということだけだ。そして彼とともに四回転の夢を見続ける。

ただこの瞬間を焼き付けていけ/The dice are cast 千秋楽に行ってきた話

ポルノグラフィティはいつだって“今日現在がどんな昨日よりも好調”だーっっ!!!!!!!!!

 

 

これを言いたいがためにブログを開設してこの記事を書いています。そうなんです、ポルノグラフィティっていまを最高値で通過していってるんです。そういう気持ちを文字にしたいと思ったんですけど、一発目の記事にしては気持ち悪いし重いので、先日行ってきた The dice are cast 追加公演千秋楽@大阪城ホールで思ったことを少し書いていきたいです。主観しかないです。各曲、ライブで聴いていちばん痺れたフレーズを自分メモを兼ねて書いておきます。あと記憶力が乏しいのでMCはあくまで雰囲気。

 

 

大阪城ホールに18時頃着(開演は19時)。サンタ帽とサンタコスの多さよ。一人ビキニサンタいたけど大丈夫?この時期お腹あんまり冷やしたら大変ですよ、と心の中でアドバイスしつつ、中へ。先週はポルノ横アリ2days、関ジャニ∞のドーム4公演に行っていたため、まず せっま!!!!!ってなった。こんなに狭かったっけ、大阪城ホール。最後に来たのはパノラマポルノで3年前だからそこまで時間経ってないはずなのに。これは何度だって言うけど、城ホのトイレはすばらしい。

 

1940頃かな?3サイたちによるモニター画面での客いじり。横アリとは全部変えてきてる!すごい!チキンだからいつも抜かれませんようにって思って座ってる。大画面に耐えられる顔面をもっていない方のオタク。五郎丸ポーズをやらされた女の子がめちゃくちゃタイプだった。337拍子でのポルノコールを唐突にやらされ、会場内???となるも、それなりに形になって、やっぱりポルノファンどうなってるの感(ワイプ・手拍子の時いつも感じてる)。このときから会場内の熱気がすごくて、客いじり終わってから開演まで鳴り止まない手拍子。あついねー。

 

19時ジャストくらいかな?電気が消えて開演。あのシルエットだけが映し出されるところ、今ツアーで何度も見た姿だったのに、あの瞬間の高揚感はいつだって真新しくて心臓がぎゅーっとなる。もう幻想じゃなくて確かなものなんだ。私の大好きなツアーのおわりのはじまりだ。

 

 

1.ANGRY BIRD

きたああああああ!!!!!このツアー、そしてアルバムを象徴する1曲。いままでのポルノグラフィティにない曲、あったとしても絶対アルバムの1曲目にはもってなかっただろう、曲。新藤さんがインタビュー等で語ったANGRY BIRDを1曲目にする拘り。カフェイレ*1では「これを最初に持っていくのは一か八かだった」と語った曲。ここからもこのアルバムにかける二人の思いを感じた。ライブで聴くあんぐりーばーどちょうかっこいいいいいいいいいい!!!!!(語彙力#とは) 英語が散りばめられている歌詞だからこそ、その中にある日本語の美しさだとか力強さを感じる。

 

届かないものを見せる悪趣味につき合いきれず

それを愛などと飛び出したヤツは誰?  

 

2.俺たちのセレブレーション

この曲の最初のさ、まぁ〜るぅい月が、のところ、両手でマルつくって上に掲げるんだけど、宗教みを感じずにはいられない。1万とかのお客さんがスッと掲げるの。お供え物を連想させる…。岡野さんはその様を見て満足げに微笑みます。すき。1曲目がゴリゴリのロックチューンで痺れた後、このアニバーサリーソングを聴くと、ライブって楽しい!ってなる。あとサビの 黄金のッ()大地ッ()踏んでッ()の()のところで全力でジャンプするのたのしす。新藤さんがギターソロすっごくにやにやしてて、あ楽しいんだな、って。

 

幻想じゃなくアポロは降り立ったんだ

 

 

3.Stand Alone

正直アルバムの中ではこれとソーシャルESCAPEは私の中で印象薄いというか、そんなに好きなわけではなかったけど、ライブで岡野さんがあまりにも気持ち良さそうに歌うから、こっちも気持ちよくなっちゃうよね。この曲は野外で聴きたいなー。青空の下でこれを歌っている岡野さんが見たい聴きたい。この歌詞の『強く握った拳掲げ Sing a song to the sky 誰も見ていない』がどうしてもプッシュプレイの『この拳を突き上げて唄う どっかには届くかもしれない』とリンクするんだけど、そこのところ、新藤さんどうなんです?(どちらも作詞作曲は新藤晴一) Stand Aloneの彼が気持ちのギアをオーヴァードライブさせた結果、プッシュプレイの彼になると勝手に認識してる。あとこれ、CD聴いてみれば分かると思うんだけど、ポンプさん*2節がとても効いてるから、そこんとこにも注目してほしい。

 

変化をもとめればきっと 風穴くらい空くだろう

 

 

MC

MCの位置ここであっているか定かではない。定番のわしらがポルノグラフィティじゃー!からのWOWOW生中継のみなさんこんにちは〜。目の前にいる人になら大丈夫だけど、カメラの向こう側にいる人に対してだと緊張してまう岡野さん。何年やっても慣れんわ〜らしい。新藤さんは千秋楽やるっきゃナイト!新藤さん「やるっきゃ〜?」 客「ナイトー!!」の定番のC&Rの後、何を思ったのか、岡野さんが「やるっきゃナイトって(笑)みんな意味知ってやっとるん?」と。いつもやってるのに何で急に疑問に思ったの笑

 

•̀.̫•́ 今日で41公演、みんなの肩には40公演分が、

( .'ω' )42じゃ

•̀.̫•́ え?42?

( .'ω' )うん

•̀.̫•́ (スタッフに聞いて)…41じゃ!わしがあっとんの!

( .'ω' ) あれー?そうじゃった?

•̀.̫•́ わしのMC邪魔しおって!

 

ここの岡野さん、新藤さんが間違えてると思って、教えてやったった感どや顔で出してたのがかわいかった~。

 

 

4.ソーシャルESCAPE

SNSというかTwitter文化への皮肉を主題にした曲なんだけど、この曲を聴く度に岡野くんのアカウントを思い出す。なんかちょっと前に消したよね、突然笑 パスワードとかアカウント名とか、そもそも存在を覚えていたことに私は驚いたよ。

 

追い追われるリプライで 存在感示さなきゃ

リアルにもヴァーチャルにも お友達待ってます

 

 

5.ポストマン

この曲は追加でもやるの意外だったー!本編だけかな?と思ってた。私がこの曲を最後にライブで聴いたのが2008年の横浜スタジアムだったから7年ぶりくらい。ギフトのカップリングで、当時この曲を聴いて「なんか地味だな」って思ったけど、いますごい好き。照明がついていない中、鳴り響くベルの音がすき。上から目線になってしまうけど、横浜スタジアムで聴いたポストマンより、感情が乗っていて、年々進化を遂げる岡野さんすごいってなる。あのときもとってもうまいのに!たぶんこの曲だった気がするんだけど、新藤さんのアヒル口がこの日最初のピークを迎える。

 

送りたい気持ちだけ あの人の名を強く記せよ

 

 

6.ワン・ウーマン・ショー〜甘い幻〜

この曲で一番言いたいことは、照明さんナイス!ってこと。元々ライブで映える曲だと思ってたんだけど、今回の追加公演の照明が歌詞とリンクしててとても良かった!一番では『星振る夜空』、そして最後には『朝日の幕が下り』。星が輝く夜空と朝日が差し込む演出にちゃんとなっていて、素敵だった。最後の囁きの『甘い幻』部分は公演によって違うから毎回実は注目してて、千秋楽はあっさり気味バージョンでした。あっさり気味というか、さらっとしてた。公演によってはねばり気?なんかすっごい吹っ切れてなさそう?な感じの、『甘い幻』だった。私はさらっと派です。

 

「こんな私でも幸せになれるかな?」

 

 

7.ジョバイロ

この曲はみなさん知っているんじゃないかな?おなじみの曲です、ジョバイロ。という岡野さんのフリから始まった曲。変則的な手拍子なんだけど、相変わらず完璧に揃ってるファンが怖い。よく調教されているオタクたち。もうこの曲については言わずもがなで、ライブの定番曲だけど、この曲を歌うときの岡野さんはいつも目を閉じているのがすき。昔、ライブDVDの副音声*3で「目を閉じているときは緊張している時。曲に入り込もうとしている時。」と語っていたのを思い出す。

 

それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから

 

 

8.螺旋

インスト曲。新藤さんのギターは技術的に言えば、決して飛び抜けてうまいわけではないと思うのに、それでもこんなに胸を締め付けられるのは、新藤さんのギターは時として叫ぶからだと思う。新藤さんのギターは本人に似ておしゃべりで、その曲その曲で違う話を聞かせてくれる。この曲の中で新藤さんのギターは泣きながら叫んでいる。会場がその叫びで満たされて、いっぱいになって、少し苦しくなる。でも終わりに近付くに従ってその叫びはどんどん昇華されていく。新藤さんの表情がそことリンクしているのも、私的グッとくるポイント。あと何より、ロックだねー!新藤さんロックしてるよー!!!って誰よりも『バンド』と『ロック』に拘って自分たちの現実とのギャップの狭間にいた新藤さんに伝えたい。いまこの瞬間のポルノグラフィティは紛うことない、バンドです!!!!!

 

 

9.ミステーロ

アルバムの中で1、2を争う大好きな曲。詞がちょう新藤さん…! まず最初のフレーズの"黒いベール 巡礼の列 欠けた月と砂漠の都”ってところだけで、情景がぱっと浮かぶ。“神話の中に捨てた首飾り”、“間違いだけで作る可憐なドレス”などなどまぁ意味が分からない、難解な歌詞。ゴシックちっくというか、神話だとか、お伽噺だとか、そんなものも連想させる。“黒いベール”、“巡礼”、“砂漠”らへんからイスラームを舞台にしているのかな、とも思ったけど、“レース”も出てくるから、イスラームというよりはカトリックの黒いベールなのかな?とか。考えれば考えるほどよく分からないし、こうやって受け取る側が何通りにも解釈できる歌詞って何回聴いても飽きない!曲も歌詞もオー!リバルとは違ったポルノグラフィティの真骨頂なんじゃないかな。ツアー本編のミステーロも素敵だったんだけど、カルテットが加わって音がさらに深く、そして広がって最高以外の何物でもなかった…。横アリで1stバイオリンがNAOTOさん*4だと分かった瞬間の会場の歓声に泣きそうになったよ。城ホでもNAOTOさんを包む会場の空気が暖かくて、本当に愛されてるなぁって。今回映像どこ収録なのか知らないけど、カルテットverも記録にちゃんと残して〜!作詞した新藤さん天才ほんとうに天才と崇めたくなる、ライブで聴いてもっともっと好きになった曲。あとこれは声を大にして言いたいんだけど、言葉を大事にする新藤さんが書く、“言葉が死んでいく”って歌詞、罪深すぎ。このフレーズを岡野さんが歌っているのを聴けるだけでチケット代7500円の価値がある。

 

その身体が美しいほど醜い明日を愛せない

謎掛けではたどり着けず 言葉が死んでいく サイレントMistero

 

 

10.バベルの風

この曲の照明ほんっとかっこいい!これでもかってほどサビでフラッシュ浴びて、二人の姿がおぼろげにしか見えないんだけど、サビの最後、フラッシュが止んでスポットライトがサッと当たっている二人の美しさ。さっきまでのフラッシュで目が眩んで曖昧にぼやけているシルエットが現実と幻との間にいるみたいで、とにかくかっこいいの!絶対テレビで放送するときは ※激しい光の点滅にご注意ください ってなるやつ。勝手に今ツアーのベスト照明賞を授与したい。AGAINのところで後述すると思うけど、歌詞の最後、“あの日交わした約束は永遠に続く”ってところ、新藤さん作詞のAGAINの一節と対比させるとポエム綴りたくなるほど妄想の余地があるから、ちょっとみんな見比べてみて。あとでちゃんと書く。

 

染まる夕日がやけに痛い あるがままを愛せたならば

 

 

11.AGAIN

ミステーロと並んで私が大好きな曲。エモい。とにかくエモい。これこそが岡野くんのいう「裏ポルノ」。もうこの曲のどこの歌詞が好きとかそういうことを言えるレベルではなく、この曲まるごと大事に大事にとっておきたい。前作の「素敵すぎてしまった」といい、最近の新藤さんのミディアムバラードが個人的に私のドストライク。前述した通り、岡野さんは"あの日交わした約束は永遠に続く”と書いているのに対し、新藤さんはこの曲中で"夜ごと君に話していた約束は今も果たせず”って書いてあるの、とんでもなくないですか。アルバムでもツアーでもバベルの風→AGAINの順番で演奏されるの、とんでもない。とんでもない。AGAINを考える時、外せないのはダイアリー00/08/26とひとひら

夜ごと、君に話してた未来についての言葉は、

いくつかは本当になって、いくつかはウソになってしまった。

−ダイアリー00/08/26 

あれは夜な夜な語った夢と 果たせないままの約束たち

ひとひら

AGAINを聴いた時、真っ先に思い浮かんだのがこの2曲だった。すべて新藤さん作詞。私はこれらの歌詞がたまたま似ているとは思えない。それぞれ、2000年に発表されたシングル「サボテン」のカップリング、2013年リリースのPORNOGRAFFITTI 15th Anniversary "ALL TIME SINGLES"に収録されている。そして、このAGAINが入ったアルバムは2015年発売。この15年間の間、新藤さんの頭の片隅にずっとある、約束ってなんなのだろう。その約束はいつか果たせる日がくるのかな、こないんだろうな。それでも、岡野さんが“約束は永遠に続く”と歌っているから、だから。

 

昇る太陽が静寂を焼き尽くす前に

行かなきゃ 影を慕いて歩いては どこまで

 

 

MC

大阪城ホール前でずっとやっていて、ここでやるのが目標だったという話。

 ( .'ω' ) 今日で大阪城ホールで単独でやるの20回目なんじゃって!!!!(嬉しそう)
•̀.̫•́ へー、そうなん(そっけない)
( .'ω' ) え、20回目よ?
•̀.̫•́ それしかやっとらんの?

( .'ω' ) え、20回って相当…(想像していた反応と違う…的な顔)
•̀.̫•́ まぁ、まぁまぁって感じじゃね

~•̀.̫•́が想像以上に食いつかなかったから他の話に~

•̀.̫•́ あ゛!!!
( .'ω' ) え、急になん?
•̀.̫•́ さっきの!!

( .'ω' ) …???
•̀.̫•́ さっきの、お前の、20回っていいよったの、アニバーサリーって意味じゃったん!?
( .'ω' ) …???
•̀.̫•́ やったー!!ってことなんね?
( .'ω' ) …よう分からんけど、まぁ、うん(めんどくさいからそれでいいよ的な)

•̀.̫•́ 今日お前と話が噛み合わん!最終日なんに…笑
( .'ω' ) (ぼそっと)まぁいつも…
•̀.̫•́ わしらのぶるーれいにMCカットされとんじゃん?これ、こんな感じじゃけ、「品質下がっちゃうんで」言われて収録してもらえんの!
客「えーーー(MCも収録しろ的な)」

( .'ω' ) ぶるれいさんがね、だめって
•̀.̫•́ …
( .'ω' ) あ、ぶるれいさんて人はおらんか(ぼそっと)
•̀.̫•́ …もう曲いこ!ひあ うぃー ごー!!
( .'ω' ) おう笑
•̀.̫•́ ひあ うぃー ごー!(気に入ったっぽい)

 

いや、ほんと、ニュアンスでごめんやけど、二人ともテンション高くてちょう可愛かったんだ… オチのないぐだぐだ感こそ、ポルノのMC。

 

 

12.メリッサ

二人だけステージに残ってアコースティックver. えーーーーーーなにこのアレンジ、ものすごく好きです・・・・・・・・・・・・・・・ツラ どっちかというと原曲そのままで歌ってくれアレンジしないで派だけどちょっとカントリー調になっていて、身体ゆらして聴くのにぴったり。二人が向かい合ってギターをあわせているところ、とてもよいよい。このメリッサは暗闇の中にも救いの光が一筋見える感じ。本当にどうでもいいけど、中学生の時は"メリッサの歯”だと思っていて、メリッサってなんか空飛ぶ怪獣みたいなものだと思ってた。一気にファンタジー感溢れる。

 

鳥を夕闇に見送った 地を這うばかりの俺を風がなぜる

羽が欲しいとは言わないさ せめて宙に舞うメリッサの葉になりたい

 

 

13.Hard Days, Holy Night

アンチクリスマスソングらしいけど、ポルノグラフィティ唯一のクリスマスソングなのでクリスマス近い公演では歌ってくれる定番曲。スロウなテンポにアレンジされてた。元の方が好きだけど、何回やっても2番の掛け合いが楽しくてにっこにこになっちゃう。それを聴いたあとの岡野さんの幸せそうな満足そうな顔がすき。新藤さんが首ゆらゆらしてて楽しそう。パノラマツアーの日本ガイシかな…曖昧だけど…そこでもハドホリやったんだけど、その時新藤さんが「もう社会人1年目って年じゃないけ、自分で作詞したけど恥ずかしゅうなってきた!だってわしらもう普通に働きよったら“課長”の方よ!笑」*5って言ってたの思い出した。確かにアラフォーだもんね課長くらいにはなってるよね笑 

 

女とは 何故こうも イヴに厳しいの

 

 

14. Hey Mama

うわーーーーん本編でやってくれなかったからもやもやしてた曲やってくれるー!!!カントリー調のメロディーに乗せて歌う新藤さん。相変わらずのハイトーン舌足らずボイスである…。彼が歌うとすべての歌詞がひらがなで再生される不思議。横アリ初日では無かった歌詞のテロップが2日目からは出るようになったの、聞き取れないと判断されてなのかな?って思うと愛おしさがこみ上げるやーつ。横アリではしてなかったけど、岡野さんがコーラスやってくれてて、またその岡野さんの表情が優しくて、会場中が癒しと幸せで包み込まれていた。あとNAOTOさんもにっこにこで見守ってる。もう客の方じゃなくて、身体ごと新藤さんの方向いちゃってた、NAOTOさん笑 ぜんぶ可愛いんだけど、“She had a cute smile”が「しーはっどあ きゅーすまぁいる」になってて、すまぁいるって!すまぁいるって…!って。これも絶対映像で残してもらわないと困る。大問題。

 

一晩中愛し合いなよ

 

 

15.wataridori

岡野さんのおっきくて深い声で会場中を包み込んでくれる曲。この曲を歌うときの岡野さんの声はどこまでもあたたかい。新藤さんの繊細で儚い歌詞とはまた別の、ストレートで背中を押してくれる岡野さんの歌詞は、ライブ化けする曲が多い。これもその類で、途中から目を閉じて聴いていたんだけど、あまりにも岡野さんの声が優しくて、涙が止まらなくて、結局右目のコンタクトが落ちた。これ以降は左目だけで乗り切った。視力差ありすぎて見えにくいどころじゃない。感動の代償がこれか…。

 

きっといつも温かい場所へ

まっすぐに帰る渡り鳥のように

 

16.瞳の奥をのぞかせて

最近のシングル(最近でもないけど)の中で1番好きかもしれない曲。まさか今ツアーでやってくれるとは思わなかった。この曲を最初に聴いたのは∠TARGETツアー。あのときはNAOTOさんのバイオリンで始まったこの曲が、康兵くん*6のキーボードから始まった。NAOTOさんがいない今ツアーのバンマスは康兵くんなんだよね。それも感慨深いー。今回のアレンジはとても「間」を大事にしているみたいで、岡野さんのひとつひとつの息づかいですら音符になっていた。岡野さんが息を吸う瞬間の静けさは時が止まったみたいだった。岡野さん作曲・新藤さん作詞って今のポルノグラフィティの武器の一つだと思っていて。昔で言う、本間さん*7作曲・新藤さん作詞みたいな。だから、この組み合わせの曲をもっと聴きたいなとも思ったな。

 

この「さよなら」はひと時のため? それとも永久の別れなのか

 

 

17.サウダージ

NAOTOさんのバイオリンソロから始まったこの曲。サウダージを聴くたびに、いつかのNAOTOさんの「僕なしのサウダージは物足りんやろ?」の言葉を思い出して、寂しくなっていた。だから、サウダージを、NAOTOさんが弾いているこの現実が最高に幸せすぎて、夢かと思った。サウダージを歌うときの岡野さんは自信に満ちあふれていて、とても堂々としていて、油断していたら引きづりこまれそう。NAOTOさんで始まって、NAOTOさんで終わる、美しさ。

 

時を重ねるごとに、ひとつずつあなたを知っていって

さらに時を重ねて、ひとつずつ分からなくなって

 

 

18.Century Lovers

おばかになれる曲ー!Before*8じゃなくて、1番と2番の曲中で岡野さんの煽りでC&Rだったんだけど、最初から「Everybody, say!」\ふー!ふー!/じゃなくて、「キスよりももっと 熱くなりたいか?」の煽りからだったんだけど、岡野さんの口から出るキスの響きに興奮した。おとなの色気。\ふー!ふー!/はやっぱり楽しい。岡野さんがあまりにも煽るからこのへんから喉が血の味がするようになってくる。おえ。でも楽しいー!!終わらないで、っていつも思う。

 

すれ違い不幸だと思わないで

最初からハッピーエンドの映画なんて

3分あれば終わっちゃうだろう?

 

19.Mugen

おばかになれる曲その2。拳を突き上げて叫ぶ。血の味が濃くなる。岡野さんはステップを踏みながら歌う。謎の動き。この曲の歌詞も好きなんだよーーー。と新藤さんに伝えたい。今更だけど。この曲を歌う岡野さんはとても野性的な顔してる。野性的というかドSの顔してる。今この場所にいるすべての人が岡野さんによって支配されている。MCのときとのギャップに殺されそう、むしろ殺してくれ。ハァーすき。

 

冷えた指先を温めようと 自分の両手を合わせてみても

僕の悲しみが行き交うだけで それは祈りの姿に似ていた

 

 

20.Good luck to you

この曲のライブでの印象が新藤さんのラップ部分以外無い。それくらいあのラップ(といっていいのかわからない)は強烈。ド直球の下ネタなんだけど、新藤さんの声だからこそ許される感。新藤さんスタバでキャラメルマキアート飲むのかな!?かわいいな!?ラップ中の宙をさまよう新藤さんの行き場の無い手がかわいい。かわいいしか言ってなくて馬鹿がバレるけど、かわいいから仕方ない。かわいい。

 

大切なのは 抱きたいか抱きたくないか

 

 

21.Ohhh!!! HANABI

正直この曲最初に聴いた時、え、ダサくない?って思った。私の友達がTUBEが歌ってそうって言うもんだから、なんかもう前田さんの声で「夏の恋人は艶やかだねぇ〜↑↑」が再生されちゃってそのイメージのままライブに行ったの。それでライブ行くじゃん?まぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜楽しかったよね。赤♪\青〜/ 金♪\銀〜/ のとこもいいし、タオルぶんぶんも楽しい。あとサビになると新藤さんと森男*9が二人で向かい合ってステップ踏むの、超絶CUTEじゃない???びっくりした。横アリでもしてたけど、最終日なんか岡野さんもつられてしてて、ありがとう!って感じ。真冬に聴く夏歌っていいよね。

 

下駄の音が軽やかに 揺れて裾の夕顔

 

 

20.オー!リバル

新藤さんのギターと康兵くんのアコーディオンから始まって、徐々に盛り上がっていく音楽とセットの移動で熱気は最高潮に。オーエオーエーオの大合唱から岡野さんの歌い出しまで、ライブで披露するためにこの曲はつくられたんじゃないか思うほど、完璧な流れ。一般の人が「ポルノグラフィティ」と聞いて連想するのは、やはりラテン調の曲だと思う。サウダージとかアゲハ蝶とかジョバイロとか。数字的にも世間一般への知名度的にも、この3曲が果たした役割というのはとても大きくて、この3曲なしでポルノグラフィティは語れない。だけど、3曲すべて、作曲はプロデューサーである本間さん。デビュー作も本間さんが作った楽曲だった。作詞は新藤さんであるものの、自分たちがつくった曲ではないことへの後ろめたさみたいなものをずっと感じていたと思う。インタビューでも度々語られているが、自らを「バンド」と称していた彼らにとって、売れることへの嬉しさの反面、世間が求める「ポルノグラフィティ」の音楽と自分たちがしたい音楽とのギャップで苦しんでいたように思う。そしてずっと一緒にこれからも進んでいくと信じていた仲間との別れを経て、二人は「嘘でも前に*10」進んでいく決断をする。リスタートを切った二人が初めて出したシングルが「シスター」だった。後のライブ*11でこの曲のことを「デビューから10年間で1度だけポルノグラフィティを止めにしようかと思ったことがあったけど、二人でもう一度前に進もうと決心をしたときにリリースした曲」だと語っている。この曲をつくったのも本間さんなのだが、「シスター」に収録されているカップリング2曲、「Human Being」、「天気職人」で初めて岡野さんと新藤さんの共作が収録された(Human Beingは新藤さん作曲・岡野さん作詞、天気職人は岡野さん作曲・新藤さん作詞)。表題作は本間さんだが、リスタートを切った重要なシングルで、この2曲が生まれたこと。二人にとって、これからのポルノグラフィティにとっての大きな転機だったことは間違いない。そこから徐々に本間さんではなく、二人がつくる楽曲の数が増えていく。シングル作品では2011年発売の「EXIT」以降は本間さんは作曲に携わっていない。あのリスタートの日から少しずつ、二人だけで積み上げてきたもの。ラテン調というパブリックイメージとの付き合いかた、または距離の取り方。ようやく二人が自分たちが本当につくりたい、やりたい音楽が出来てきたところで、このオー!リバルが生まれたように感じる。「名探偵コナン 業火の向日葵」の主題歌の為の書き下ろしであり、映画サイドからの『「サウダージ」や「アゲハ蝶」などのラテン調の曲のイメージで』というリクエストに応える形で作った、この楽曲。自分たちそのものでもあり、どうしても超えたかった、ラテン調での楽曲。想像できないプレッシャーだったと思う。その中で生まれた作曲岡野昭仁・作詞新藤晴一のこの曲は、私たちファンにとって、そしてポルノグラフィティにとって、第二の転機である曲と言えると思う。だから、バラードではないのに、私はこの曲をライブで聴くと、何度だって泣いてしまう。The dice are castの最後の曲は、この曲以外にはありえない。この曲を歌いきることで、このライブ、そしてツアーは完結するんだとこの千秋楽で感じた。あと、この曲の手拍子の揃いかたも変態的で笑う。怖い。

 

お前は誰でもない 鏡の向こう側

この姿を映している ありのままにただ演じているだけ

 

 

 

EC1.スロウ・ザ・コイン

ポルノコールに押され、「そんな卑猥なカタカナ3文字をみんなが連呼するけぇ、歌っちゃるわ〜」と始まったアンコール1曲目がこれ。正直言って、オー!リバルで燃え尽きたのと、次のジレンマでやり尽くしたのもあって記憶にほぼない。ごめんなさい。でも最後の岡野さんの「ねぇ 神様」の言い方、すき。あそこだけよくエンドレスで聴いてる。

 

選ばなかった未来の方を

時々覗き見したくなるよ

 

 

MC

新藤さんの「このアルバムをつくるために17年があったのかも」「でもこれを超えるアルバムをつくります」と言い切ったのが、すべて。

 

 

EC2.ジレンマ

最後はやっぱりジレンマ!ラストの曲として定番なこの曲は本当に楽しくて大好きなのに、この曲が最後の曲だと分かりきっているから始まった途端、嬉しいと悲しいでわーーーーってなる。終わらないでよーーーーーー。夏祭りのあとみたいな寂しさ。それでも岡野さんが「全部この曲で出していけ!2015年にのこった全部をここで出していけ!」って言うから、全部置いてきた!あとあと、岡野さんNAOTOさんを呼んでくれて、最後の一ピースが揃った感じ。最後の音がなり終わらないでほしくて、でもなり終わる直前、岡野さんが「あんたら最高じゃー!最高じゃけ、胸はって行けー!自信持っていけー!!」と言ったから、笑顔で終われてよかった。あ〜〜〜楽しい以外の言葉が思いつかないくらい楽しかったよ〜〜〜〜〜

 

傷つけてあげる だいじょうぶ

あとなんて残らないようにうまく

 

 

 

 

 

このツアーの武道館公演で新藤さんは自らを「俺たちバンド…ミュージシャン」と言い換えた。岡野さんは横アリで胸を張って「ミュージシャン」だと自称した。そこに今のポルノグラフィティの強さを垣間見た気がする。本当に大好きなライブ、ツアー、なによりアルバムでした!ありがとう、おつかれさまです。二人がブレーキをかけて止まるその日まで、後ろに乗っけてぶっ飛ばしてほしい。声の限り、とばせと煽るから、デイズ・オブ・ザ・センチメンタルを一緒に駆け抜けさせて。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ:

最後の挨拶のとき、岡野さんが「サポメンたちがツアー中ずっと支えてくれました」みたいなことを言った時、NAOTOさんだけは追加公演だけだから、ちょっと居づらそうにしてたんだけど、森男がNAOTOさんの肩を組みにいって、なんちゃん*12がその二人をにっこにっこで拍手しながら見てて、そこらへんもグッときた… 普段のツアーは難しくても、20周年ロマポルinドームだけはぜったいぜったいNAOTOさんいてくださいね〜〜〜〜

  

 

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*1…ギター新藤晴一bayFMでパーソナリティーをつとめる「カフェイン11」、通称「カフェイレ」。容姿からは想像できないハイトーン舌足らずボイスが聴けるよ。

*2…2000年の1stツアーから2007年のツアーまでドラムを担当していたサポートミュージシャン、小畑"PUMP"隆彦。通称「ポンプさん」。サポメンを辞めた今なお、交流は続いているらしく、お互いのライブに行き来している。

*3…5th Anniversary Special Live "PURPLE'S"のDVDには副音声としてメンバーとサポメンの鑑賞会が聴ける。

*4…2001年の3rdツアーから2012年のツアーまでバイオリンを担当していたサポートミュージシャン、NAOTO。ポンプさん同様、今なおメンバーと私生活で交流している模様。新藤さんとはよくTwitterでリプとばしあってる。

*5…社会人1年目の新入社員の目線の歌中、“可愛いあの子が待っていますから そんなことどんな顔で課長に言えばのか?”が出てくる。

*6…2010年から現在までキーボードを担当しているサポートミュージシャン、宗本康兵。通称、「こうへいくん」。

*7…デビュー当時からのプロデューサーで、現在はトータルアドバイザーを務める本間昭光。通称、「本間さん」。

*8…Before~Century。Century Loversの前の煽り曲。

*9…2004年から現在までベースを担当しているサポートミュージシャン、野崎森男。通称、「もりお」。

*10…新藤さんの自伝、「自宅にて」に綴られている言葉。“100%の自信をとり戻すまで「嘘でも前」にだよ。「嘘でも前に」行けるうちは前に行く。「嘘でも前に」行けなくなったそのとき考えよう。そうしてるうちに「明後日か明々後日か一週間後くらい先は、いい日さ」って思えるかもしれない。”

*11…2009年のライブツアー「ロイヤルストレートフラッシュ」代々木体育館でのMCより。

*12…デビュー以来全てのライブでマニュピュレートを担当しているサポートミュージシャン、nang-chang。通称、「なんちゃん」。