私のライヘンバッハ・ヒーロー

君はオンリーワンでナンバーワン

【ネタバレ有】BUTTERFLY EFFECT ツアー初日 感想

 

BUTTERFLY EFFECTツアーが始まりましたね。運良く初日の三郷市文化会館に参戦できたので、数日経って気持ちの整理ができた今、思ったことをつらつら書いていきたいと思います。セトリや演出についてガンガン書いていくので、ネタバレが嫌な方は良かったら参戦後また見に来てください。というか参戦前の人は見ない方がいいです。今回のライブは絶対になんの前情報もいれずに真っ白な状態のままふたりの音を受け止めてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M1.夜間飛行

まさかこの曲で始まるとは思っておらず、THE DAYかWorking men blues始まりかな、と予想していたのを見事に裏切られました。今アルバムで1.2を争うほど好きな曲がいきなり来て動揺を隠せない私を岡野さんの歌声が包み込んでくれる幸せ。

 

ここで特筆したいのは映像演出が素晴らしいこと。ステージに立つふたり(サポメンはこの曲では見えない演出)に降り注ぐ白い羽。無数の羽が大きな翼を形作り岡野さんに翼が生えた時、思わず息を呑むほど美しかったです。ステージに立ち手を広げる岡野さんが教祖のように見えました。歌声と演出で一気に会場の空気を支配した姿を見て、この曲を最初に持ってきた意味がわかった気がしました。

美しい瞳が青く陰って

君が言ったのは「月が綺麗」

美しい言葉ね 的外れでも

Oh, carry on, carry over

甘く香るの 私好みじゃないパフューム

すごく丁寧に歌い上げているのが印象的でしたが、ラスサビ、特に最後の一文を少し掠れさせて震えるように歌っていて、この主人公の強がりだとか哀しさがダイレクトに響いてきて。こんな女心を女以上に綴る新藤さんも、女心を痛いほど表現して歌い上げる岡野さんも、なんなんだいったい。怖い。

 

 

 

M2.Montage

 この曲の映像演出もめっっっちゃイケてたことを伝えたい!ふたりとサポメンの顔写真をバラバラに切り取って組み合わせ1枚の顔写真を映し出す、まさに「モンタージュ」。

強さだけ信じないで 弱さだと憎まないで

その意味に気づいて 君はモンタージュ モンタージュ

この「君」はきっと完璧主義者で高く掲げた理想の元に日々頑張っている人間なんでしょうね。でもそれゆえ自分の弱さを認められない、許せない。周りには「強いひと」だと思われているけど、夜な夜なひとり震えているような彼女に「強さも弱さも君を構成する1要素にすぎないよ。」ってぜんぶをそのまま受け止めて包み込んでくれるやさしさが、とても岡野さんらしい歌詞だなと思って好きです。

 

 

 

M3.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

ポルノグラフィティライブの照明ほど素晴らしい照明を私は知らないくらい、毎回驚かされるけど、この曲でまた思い知らされました。圧巻。温度とか時間の経過を光だけで表現する技量。途中からオレンジの光に包まれたふたりがそのまま炎に飲み込まれていくように思えて、心配になったほど。曲が進んでいくにつれ岡野さんの歌い方にも力が入っていき青筋がすんごいことになっていましたが、それとともに炎の勢いも増していくのを見て、この炎は岡野さん自身なのかと一人納得。

 

 

 

 

~MC~

•̀.̫•́<39公演の初日は39ぶんの1じゃないんよ!わしは初日に100%の力を出し切ってあとは余力でやるけぇ!
( .'ω' )<……!? アレよ、晴一は他は手を抜くとかじゃなくてスタートダッシュが肝心じゃ!って言うとるのよ
•̀.̫•́<そう!スタートダッシュが大事なんよ!

 

と初日の大切さをとく新藤さん笑

そのあとツアー初参戦のtasukuさんの紹介がありました。

 

 

 

M4.ワールド☆サタデーグラフティ

 確かこの曲が始まる前に岡野さんが「ポルノグラフィティの長い歴史の中の懐かしい曲もやっていくんで」といって始まった曲。あんまり懐かしい気がしないのは幕張ロマポルでやったからかな。と一瞬思ったけど2011年ということはもう6年前のことなんですね……。恐ろしい。この曲がどうこうではなく、どうしてこれを今ツアー選んだのか気になる。唯一選曲の意図がわからなかった曲。

 

渦

 

 



 

 

M5.ダリア

この曲も全くお久しぶり感なかったのは惑ワ不で聴いたからかな。惑ワ不でも思ったんだけど、ダリアを歌う時の岡野さん、すっごく楽しそうな顔しているんだよなぁ。きっとこの曲好きなんだろうなぁ。この曲が発表されたから「ダリア」の俺と「今宵、月が見えずとも」の自分は似た者同士だなぁと感じていて。同じ人物をテーマにして岡野さんと新藤さんそれぞれ作詞してみました、みたいな。

 

後ろの奴らの話がエグ過ぎる

他所の不幸を笑って食い物にしてるんだ

でもね、明日は俺もそうするんだ

旅人気取りでいたいくせに 迷い道回り道が嫌いで

雨風凌げる屋根の下で グーグル検索で世界を見る

周りを見下して自分は傍観者気取りでいるくせに、自分がいちばん弱くて流されやすいんですよ。とても皮肉で嫌な奴だけどものすっごく人間くさい。

 

ダリアが俺に何か言ってる

ゆらゆら揺れる俺に言ってる

お花畑を歩き過ぎたら

耳鳴りがしてもうやめた

この曲のダリア=俺だと思うんですが、ぐるぐる同じところを旋回している感じとか、自問自答したけど結局答えが出ないところとか、そもそも答えが欲しいわけではなくて悩んでいる自分に酔ってそうな感じは、

いやにもなるさ 自分自身 その正体

ってことなんじゃないでしょうか。

 

I am always fool. また空にツバを吐く

空にツバを吐いたら自分にかかった

 

あとすぐ空にツバを吐くのはやめましょう!!!

 

 

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今宵、月が見えずとも(初回生産限定盤)

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M6.ネオメロドラマティック 

「30曲バラードが続いてもこの曲で一気に盛り上がれる曲」ことネオメロさん来ました!もうきっと何十回もライブで聴いてるのに毎回毎回ギュイーンって気持ちが自動的に盛り上がっていくこの曲は最高。

 

群集に紛れて息を殺しているうち枯れてしまいそうになる 希望というアイデンティティ

ここの歌詞って「出る杭は打たれる」ってことだと思うんだけど、アメリカにいた時ESSの先生によく"The squeaky wheel gets the grease.(音を立てる車輪は油をさしてもらえる)"って言われて。意味としては単純に「自己主張をしっかりしないと話を聞いてもらえないよ」ってことなんだけど、ことわざ1つとってもその国の文化とか国民性が出てるなぁって。だから新藤さんのこの歌詞は日本人だからめちゃくちゃ響くんだろうなぁ。

 

ネオメロドラマティック

ネオメロドラマティック

 

 

 

 

M7.メリッサ

今回いつも以上に森男のベースがグワングワンして響いてきたんだけど気合が入っていたのでしょうか笑  

羽がほしいとは言わないさ

の「さ」の発音がとても好き。

 

 

メリッサ

メリッサ

 

 

~MC~

( .'ω' )<いまから晴一さんにね、アルバムタイトルの由来を喋ってもらおうと思っているんですけども。あの説明なっっがいんよねえ……みんなも「なっが……」って思っとろう?

•̀.̫•́<わしだって長いなって思っとるよ!!

( .'ω' )<じゃけね、みんな優しく聞いてあげてね

 

という前置きをしてアルバムタイトルの由来を説明してくれたのですが、なんせ初日ってこともあって、噛んだり、言葉がしどろもどろだったり、お口がバタバタしたりで大変そうな新藤さんを見て、すかさずマイクを握って

 

•̀.̫•́<(噛む)
( .'ω' )<大丈夫よぉ!

•̀.̫•́<うーんと、なんだっけ…
( .'ω' )<初日じゃけ!初日!

•̀.̫•́<じゃけ……ぅーんと………
( .'ω' )<ゆっくりでええよ

•̀.̫•́<……!!(思い出す)
( .'ω' )<その調子じゃ!

 

と手助けしていた岡野さんがとても良かったです!

 

 

M8.Working men blues

「歯車なんかになりたくはないんだ」と

ロック歌手が得意げ 声高に叫ぶ

もうまずこの最初の一文がとんでもなくズルい。ロックバンドのメンバーの新藤さんが、ロックバンドに誰よりも焦がれている新藤さんが、この歌詞を書いたのがズルい。

 

新藤さんは時たま自分のことを「普通」と称するし、歌詞にも反映させます。

 

初期には「幸せについて本気出して考えてみた」で

僕がかつて小僧の頃 イメージした壮大な

人生プランからは 多少見劣りはする

案外普通だし 常識的なこれまでだ

と想像に反して「普通」だと綴っているし、

「ダイアリー08/06/09」では、

誇らしい気持ちもあるけど「運が良かっただけでしょ?」と
自分自身に聞いてみたけど「違う」って言えなかった

自分の実力だけでここまでやってこれたのか絶対の自信を持てずにいる「普通」の姿が垣間見れたり、

生まれながらの才能のことを神様からのギフトと人は

呼ぶらしいけど 僕のはちっちゃい箱だな

「ギフト」の主人公はほかの人と比べてこれと言った才能がない「普通」の自分に後ろめたさを感じていたり。

 

それと同時に誰よりも「ロックバンド」に対して憧れと夢を抱いているのも、また、新藤さんなのだと思う。

僕を突き動かし導いた

あの魂の叫び 今聞きたい

2人体制となったポルノグラフィティとして、初めて行ったライブ、Purple's。そのアンコールで新曲として歌われたのが、「プッシュプレイ」。この歌ほど新藤さんのロックバンドに対する想いが素直に綴られたものはないんじゃないかな。ふたりだとしてもロックバンドであることに強い自負と誇りを持っていることが伝わってきてすごく嬉しかった記憶。

 

今年の夏、ポルノグラフィティは複数の夏フェスに出演しました。その際にインタビューで新藤さんは自らを「僕らのような、ある種お茶の間的なグループ」と称しています。私はポルノグラフィティがロックバンドだと信じて疑いませんが、世間一般の大多数の人々の認識はきっと「グループ」だとか、あるいは「J-POPユニット」なのだと思うのです。新藤さんはそんな自分たちの置かれた状況や世間からの認識を私たちファン以上に客観視し、その上で「ロックバンド」にいる自分と「普通」の自分をうまくバランスとっているのではないでしょうか。

 

「ロックバンド」と「普通」なんて本来なら相反するものだとおもいます。100万人のために歌われるラブソングを書く、20年ものあいだ日本の音楽シーンを突っ走ってきた「ロックバンド」のメンバーが「普通」の感覚を今なお持ち合わせているからこそ、私にはこの歌の出だしがもう、とてつもなくズルくて胸に刺さるのです。

 

 

 

M9.170828-29

「Jアラート」のような直接的な単語をあえて排除して、ポップソングに持っていったことで、ポルノグラフィティの楽曲として成立した感じ。

 

楽曲は関係ないけど、ツアー初日、今アルバム収録の曲なので当たり前に初披露だと言うのに、クラップやワイパーがきっかり揃ってしまうのがもはや怖い。教祖様に捧げる祈りの儀式に見えてくる。タイムリーで重いテーマの歌詞だけど、「ピースピース」のおかげで中和されるし、会場がピースサインで埋まるのがなんだか素敵。

 

正直アルバムを聴いていた時にはあまりピンと来なかったけど、きっとそれがこの歌の本質なのかも。ピースサインをみんなが掲げることが何よりの武器。

 

 

M10.君の愛読書がケルアックだった件

脚本・演出・監督、新藤晴一の架空の映画の予告編が映し出されて今日イチ湧く会場。「自分の中で架空のキラキラ映画を作り、そのテーマ曲として書いた」と語っていたけど、まさか本当に予告編作るなんて笑 ヒロインが病で倒れるところとか少女漫画原作の邦画あるあるでSORENA!!って笑いが起こる。この映像もちゃんとライブDVDに入れて欲しいなぁ(気が早い)。

 

全体的には爽やかでキラキラしたポップソングなんだけど、

今着てる服が 窮屈みたい Overflow

の部分でウワー!!!ってなった大多数のうちの一人。私の大好きな「パレット」じゃないですか。

だって知っている言葉はほんのちょっとで

感じれることは それよりも多くて

無理やり 窮屈な服 着せてるみたい

最近の新藤さんはアスタリスクを用いて過去の自分で書いた歌詞とリンクさせる手法を取ることが多い気がします。

 

じゃあなぜケルアックの「オン・ザ・ロード」なのかっていう話なんですが、予告編の中に答えがありました。この曲の「僕」はどうやらロックバンドを組んでいてデビューを目指している設定らしいんですよ。

 

オン・ザ・ロード」は作家志望の主人公とその親友が自由を求めて、アメリカ大陸を横断する話です。簡単に言えば。順応の50年代から叛逆の60年代へ、カウンターカルチャー花開く時代の幕開けを告げ、後のあらゆる文化に決定的な影響を与えたと言われる本で、ボブ・ディラン曰く「ぼくの人生を変えた本」。ヒッピーやロックンロールの原点となったとまで言われるもの。

 

なんかここまでの書き方だとお上品な文学作品みたいに見えるけど、全然そんな感じではなくて、アメリカ大陸のカラッとした空とは対象的な、あの青春のじめっと感、生々しさが延々と書き連ねられたもので。端的にいえば、セックス!!!!ドラッグ!!!!!!!って感じ。

 

きっとロックンロール好きの「僕」もこの本に影響を受けたひとりで(愛読書がケルアックだと知って窓の外ばかり見ている理由がわかったということは、その本の内容を知っているということ)、そんな本を真面目そうなおとなしい感じの子が読んでいたら、そりゃあもう心鷲掴みにされるんじゃないでしょうか。僕もそれ読んだことあるんだけど!っていう共感と、教室で静かに本を読んでいる「君」の姿とその本の内容のギャップにやられてしまったんだろうね!

 

 

 

M11.クリスマスのHide&Seek

アンチクリスマスソングだと本人たちが語っていた「Hard Days,Holy Night」以来のクリスマスソング。今ハドホリを改めて聴くと、なんてリア充な主人公なんだろうと。彼女もいるし朝までクリスマスパーティーをする友達もいるってなかなかのスクールカースト上位じゃないですか?そんな彼とは対照的に、この曲の「僕」は浮かれる街の中でひとり虚無感を感じていて。

クリスマスって優しくって 外側をイルミネイトして

空っぽをボヤかしてくれるの

たいした中身のない自分を見透かされないようにつくり笑顔や建前で武装して、本心だったり自分の素の部分にモザイクをかけている私に刺さりまくるこの歌詞。岡野さんが優しく歌えば歌うほど薄っぺらい自分を見透かされているような気持ちになります。

 

空っぽの僕の心 どうせ居場所なんてないから

風船みたいに どっか飛んでいこう

ここ!ここの歌詞が猛烈に「岡野昭仁」って感じで興奮したのです。うまく言えないんですけど、岡野さん、あるいは岡野さんの書く詞の主人公は迷うとき、ぐるぐる上に上昇しながら俯瞰的に悩んでいる自分を眺める第2の「僕」が現れる気がするんです。「なんか大変そうだな」ってどこか他人事みたいに眺める第2の「僕」。どこか冷めた部分を持ち合わせ、あくまで「僕」と「第2の僕」の間だけで物事を解決していくのが岡野さん。新藤さんは上には飛んでいかずに、「嘘でも前に」横に自分の足で歩くことで、そこで出会ったひとだとか見た景色で、何かとの関わりによって、物事を解決していくタイプ。いわば縦軸と横軸みたいだなと。だから、居場所がなくて風船みたいに上に飛んでいく、って発想がとても岡野さん!ってなりました。

 

イントロのギターサウンドがめちゃくちゃ心地よくて好きです。あ、「見えない世界」のイントロも同じく好きです。

 

 

M12.カゲボウシ

ステージ上にはアコースティックギターを持った岡野さんひとり。

 

( .'ω' )<ちょっと一人で歌について喋っていきたいなと思います。もう20年くらい歌うことをしていて、ありがたい事に褒めていただけることがたまにあるんです。「いい声してるね」とか「よく噛まないで歌えるね」とか。噛まない分よう歌詞間違えるので有名なんじゃけども!それは置いといて。でもそれって僕の身体的特徴…親から受け継いだ生まれながらのもので、僕の努力どうこうじゃないので素直に喜べない自分がいたんよ。それで3年くらい前に初めてボイストレーニングってもんをして。ずっと通い続けるとかじゃなくて短期集中みたいなやつなんじゃけども。そこでほんまに今までは引き出しを全然使えてなかったなって気付いたんよね。ただ力任せに直線コースを走ることしかできんかったのが、少しは自分でコントロール出来るようになって、曲がったりスピードを緩めたり、ってことも覚えたというか。そこが自分の中で自信になったってのがあるんじゃけども。そんで今年アミュフェスに出た時、Perfumeの曲を何曲かメドレーでカバーしたんよね。曲名なんじゃったっけ……ド忘れしてもうた……。まぁ、何曲か歌ったのが、翌日の朝の番組で結構使われたみたいで流れてたのよ。そしたら、尊敬する大先輩のスガシカオさんから連絡がきて、「なんだあのPerfumeは」って。自分の中では結構イケてた思うたんじゃけど、「昭仁、Perfumeはあんなに青筋たてて歌うもんじゃないよ」って。これはわしの癖というか、どうしても歌う時に力を入れすぎてしまうんじゃけども、そういう歌い方だけじゃなくて、優しくおだやかに歌う、ってのもテクニックの一つとして今後は習得していければいいなと思っています。ってことでね、そういう歌い方でちょっと1曲歌ってみたいと思います。聞いてください。

 

という前フリから始まった「カゲボウシ」。一般人の感覚だと「声がいい」って褒め言葉だと思っていたけど、岡野さん的にはある種コンプレックスみたいに感じていたのが驚きでした。お話の中でポリリズム~青筋立てver.~とポリリズム~おだやかver.~を歌い比べてくれたけど、聞き慣れてるからか青筋立てver.がやっぱり好きだったので私もシカオさんにお叱りを受けるべき。あとくりかーえす このポリズズム♪って歌いだして、ズが多いがな!とセルフツッコミ後歌い直す一幕もありました笑

 

いつも以上に丁寧に優しく歌われたカゲボウシはホットミルクみたいにあたたかくて、ライブのおへそにぴったりだなぁと心地よく感じました。

 

 

M13.月飼い

新藤さんの詩の朗読から始まったこの曲。貧相な記憶力のおかげで、全部を覚えきれてないので後のちあがるであろう他の方の完全版を見ていただくと助かるのですが、何度も出てくる「午前5時」の意味について考えさせられました。

午前5時に反転したものは 本当とウソ

ちょっと一語一句覚えてないのでアレなんですがニュアンスは大体こんな感じだったはず。「午前5時」ってこれまでもポルノの曲の中に出てきているので耳に引っかかってきました。

どうにもうまくいきそうでいかない

人影もないひっそり午前5時

静けさがしみ込むようで息を止めた午前5時

非常階段で爪を噛む 明日はどっちだ?THE DAY HAS COME

「グァバジュース」と「THE DAY」、どちらも新藤さんが作詞をされている曲です。ここで出てくる「午前5時」の意味はなんなのか。それは朝と夜とが混じって混沌とした時間を指しているのではないかと思いました。

朝が嫌い 君が言ってた

全てを白々と見せる

はじらう夜 ウソも痛みも

綺麗に隠してくれる

光の下で「本当」が晒されるからこそ「嘘」で塗り固めなければいけない朝と、闇に紛れ「嘘」の輪郭までぼやけさせてしまうことで「本当」をさらけ出せる夜を繋ぎとめるのが、「午前5時」。それが本当と嘘が入れ替わる時間。新藤さんの描く世界の多くは夜が舞台です。それは新藤さんが夜にこそ人間の「本当」を見出しているからこそなのではと思いました。

 

海底から見た魚は空を飛んでいて

雲の上から見た鳥は海を泳いでいる

二人の間に流れるのは沈黙

一人で時間に流れる静寂

うろ覚えですが、こんな感じのことも言っていて、ただただ新藤さんが紡ぐ言葉の美しさ・繊細さに心が揺れ動きました。詩集出してほしい。

 

元々大好きな曲なので何百回と聴いてきたはずなのに、プロローグ的に挿入された新藤さんの詩を踏まえて聴くとまた別の角度の世界が見れた、あの日の「月飼い」でした。

 

 

 

M14.Part time love affair

立て続けに好きな曲がきて情報処理が追いつかない。いい位置でポルノっぽくないメロウなテンポでたゆたうこの曲が最近のカップリングの中でもかなり上位で好きです。

 

「Part time love affair」に出てくる彼は圧倒的に弱気というか自信なさげなんですよね。女性に主導権が握られていて、かなり女々しく描かれているのが印象的です。なんというかこの男の童貞臭凄まじくないですか。あいつに電話かけちゃうんでしょ?僕を見てあいつとクスクス笑うんでしょ?って。被害妄想の激しい恋愛慣れしてない童貞くんとしか思えない。最初こそ不倫関係なのかな?と思いましたが、よくよく歌詞を見ると、そこまでの関係だとは思えないんです。ふたりはそんな深い関係ではなくて、童貞くんの頭の中で加速する恋心なのではないかと今は解釈しています。僕=冴えない理系男子、君=クラスのマドンナ、あいつ=ちょっとイケてる共通の友達。現実じゃないからこそ、どこかファンタジックな世界観なのかなって。

声にできず消えていく「Why?」

降りしきる雨 ここはWの海底

君はそうかWのマーメイド

「泡」「荒れる波」「海底」と海を連想させるワードが散りばめられているのですが、最後に出てくる「Wのマーメイド」。今でこそ美しいイメージがある人魚(マーメイド)ですが、ヨーロッパではマーメイド=処女性 の暗喩と言われています(人魚の下半身の尾びれが閉じたように見えることから)。アンデルセン原作の童話では結局人魚姫は人間(処女喪失後の暗喩)になる道を選ばず、そのまま「泡」になって消えていくことを選びます。それに魔女との契約を結んで一時的に人間の脚を手に入れた人魚姫は代償として声を奪われたので、愛の言葉が「声にできず(泡となって)消えていく」のです。

 

きっとこの恋愛に不慣れな童貞くんは「君」を清廉潔白なマーメイドだと信じ神格化し、掴みきれない態度に悶々と5W1Hを唱えているのではないかと想像しています。

 

 

 

M15.Fade away

岡野さんの内向的なダークな曲を待っていました!この曲のメロディってどこかアンバラスではないですか?少しでもバランスを崩したらガラガラと倒れていきそうな、そんな脆さを感じる曲です。この曲がそのままシングルとして発売されて、音楽番組で流れて、世間が「ポルノってこんな感じだったっけ……?」って目を丸くする世界線も見たかったな。

 

 

 

M16.ギフト

「ここからは希望の唄を」と言って始まったこの曲に、何回助けられたのかわからない。照明が明るくなって、始まった「希望の唄」。いつもこうやって彼らは私たちの背中をそっと押してくれていたな、と思い出しました。

 

 

M17.Rainbow

2010年の∠TARGETぶりかな?

全然ライブ関係ないんですが、この曲が駅伝のテーマソングとして使用された時のNHK番組で行われたインタビュー中、司会の方に「歌詞の中で『七つの色が重なり合って空へ伸びゆくあの虹のように』とありますが、駅伝の7区間で7人のランナーが走ることから…?」と聞かれたふたりの

 

( .'ω' )<びっくりしたんです!希望が虹のイメージで。そんで調べたら(駅伝も)7区間だったので、僕の中で奇跡が起きたな!と。知らなかったんです、全然。偶然です。

•̀.̫•́<…逆って言っておけばいいのに。

( .'ω' )<…たまたま合致したって方が良くない?

•̀.̫•́<7区間が虹のイメージってことにしときゃいいのに。

( .'ω' )<そ、そぉ~お?

 

( .'ω' )<何区間あるとか調べないでしょ?なかなか。僕はあとで気が付いてすごく感動しました。キター!!って思いましたけどね(ドヤッ)

•̀.̫•́<ちなみに僕は知ってました(キリッ)

( .'ω' )<ゆってくれやじゃあ!!

 

のやり取りが面白かわいかったなぁ、などと今さっき思い出しました。

 

 

 

M18.THE DAY

この曲を「希望の唄」ゾーンに入れてくれるのがなんだか嬉しい。どこが、って抜粋できないくらい全部が(PV含め)好きな歌詞なんですが、午前5時に爪を噛んでいた主人公が鐘の音がなった後、爪を研いで明日を迎え撃つ時間の流れが特に好きです。同じ爪というワードを使って、1曲の中で怯えている姿から臨戦態勢になっていく主人公の成長が見られて、まさに希望の歌なんじゃないかと。

THE DAY ポルノグラフィティ 歌詞情報 - 歌ネットモバイル

youtu.be

 

 

 

M19.ミュージック・アワー

お隣のマダムが初参戦だったみたいで少し戸惑いながら、恥ずかしそうに、それでも楽しそうに変な踊りやR.N恋するウサギちゃんのフリをやっている姿を見て、ライブっていいなぁとほっこりしました。会場のボルテージが最高潮に上がっていき興奮感に包まれると同時に、終わりが近づいていることも感じて少し切なくなってきたり。最後の音がなった時に感じるあの寂しさはお祭りが終わった後の切なさに似ていますね。

 

 

M20.キング&クイーン

リリース当初どうしてもこの曲がしっくりこなかった。歌詞がさすがにそのまますぎない?と。だけど岡野さんが「試合中でも選手の耳に届きやすいようにストレートなものを」というように、この曲をつくるにあたって一番大切にしたキャッチーさなのだと思う。また、岡野さんはインタビュアーの「青臭い部分をてらいなくできるのもポルノの強みですよね」という発言にこう返した。「そうだと思います。特にキング&クイーンのようなわかりやすいものを書くのは僕の役目だと思ったから」。これって、新藤さん詞=比喩を多用して独自の世界観を構築していく、という多くのポルノファンが持っているイメージを当たり前のように岡野さんも共有しているってことで。そういうものは新藤に任せておけばいい、青臭いストレートなものを書くのが自分の役目、と。試合中の選手・一般視聴者が耳にして覚えやすいフレーズを、と考えると岡野さんのこの歌詞は100点満点であるし、グラチャンバレーという大きなタイアップがついたこの曲で自分の仕事を全うした岡野さんかっこいいなと今は思っています。

 

 

 

Ec1.ハネウマライダー

火照った身体に巻き起こる風が心地よいのとホコリが舞って咳き込む定期

 

 

~メンバー紹介~

初日なので全員から一言ずつ。

野崎ブラザーズがブイブイ言わせてました笑

 

 

Ec2.ジレンマ

 ( .'ω' )<さぁラスト1曲、何したい?

の煽りに\跳びたーい!/という声が数人からしか返ってこないことに若干うろたえてた岡野さん。近年この煽りってあんまりやってなかったんだっけ……?それはともかく最後の最後、アンコール2曲が鉄板曲なことに驚きました。本編でやっていない「スパイス」+「ハネウマライダー」or「ジレンマ」かなぁって。M16から7曲続けて「希望の唄」だったりキラーチューンを持ってきたのは、楽しい、前向きな気持ちを残してライブを終えることで、また明日からの日常を胸張って自信もって生きてほしい、というふたりからのメッセージなのかなと受け取りました。

 

 

 

 

読み返すとライブの感想というよりアルバム感想みたいになってしまっているのですが…。とにかく最高のライブでした。思い残したことはMICROWAVEが聴けなかったことくらいです、聴きたかった!!!!(後半戦聴けますように) まだしばらくはBUTTERFLY EFFECTの余韻から抜けられそうもありません。早くみんなとライブの感想語り合いたいなぁ。

 

 

 

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君のTHE WAY~横浜ロマンスポルノ'16~

横浜ロマンスポルノ'16 ~THE WAY ~ に行ってきたよ!忘れないうちに簡単にレポをば。基本的に土曜日ベース。

 

 

0.オープニング

まさかの後ろの通路から歩いて登場してくる2人。ゆっくり歩きながらセンターステージへ。岡野さんはお客さんとハイタッチしながら、新藤さんはお客さんの顔をゆっくり見回しながら。

 

( .'ω' )<始まった途端降ったね!めっちゃ天気よかったんに!

いや、ほんと、そ  れ  な  !

•̀.̫•́<雨降ったらここ(センステ)の上に屋根作るって話じゃったはずじゃけど…ないね!ないよ!濡れるね!

客的にはない方が見えやすくて嬉しい

( .'ω' )<登場の仕方びっくりした?歩いてここくるバージョン。まぁここでね、みなさんの真ん中で2人でやりたいと思います。

わーい!

 

1.ハネウマライダー(アコースティックver.)

・1曲目からハネウマ

・幕張のアコースティックver.はアレンジ違う

・今日も元気に歌詞間違い

・このへんは霧雨

・背中合わせで演奏しているの、エモい

・少年のような顔で笑いながらギターを弾く新藤さん

聖母マリアのような穏やかで慈しみに溢れた顔で歌う岡野さん

 

 

( .'ω' )<横浜といったらこの曲やらんとね

 

2.横浜リリー(アコースティックver.)

・「前回の惑ワ不も横浜だったけどやらなかったぞ」と静かにつっこむ

・歌詞が割とぐちゃぐちゃ

・脚でリズムをとる新藤さん良い

・結構あっさりめのテイストで歌うのが新鮮、歌詞はドラマチックなだけに

 

 

( .'ω' )<こっからはくわGと康兵も呼んで、4人でおなじみのこの曲を

 

3.サウダージ(アコースティックver.)

・ここでやるのか!

・失恋曲なのにめっちゃみんな楽しそうに爽やかに演奏してる

・それに釣られて手拍子が起こる

・ハッピーな雰囲気漂うサウダージ

・アレンジ違うだけでこんなに印象変わるんだね

 

 

( .'ω' )<夏ということでね、爽やかなコーラスからこの曲に入りたいと思います

 

4.NaNaNaサマーガール(アコースティックver.)

・くわGと康兵のコーラスで始まる

・くわGで笑いが起こる

・新藤さんコーラス頑張れ…!

・岡野さんが胸を揉みしだく仕草をしないかと心待ちにする自分がいる

・最初は !? と思っていたコーラスが段々馴染んで心地よくなる

 

 

( .'ω' )<みんなの声を聴かせてください

 

5.アゲハ蝶(アコースティックver.)

・普段のライブなら終盤ぽい曲の並び

・会場が広いからクラップが揃わない

・つられてリズム狂いそうになる

・らららと歌う会場を見渡す岡野さん

・目を伏せながら口ずさむ新藤さん

・いい曲だなぁ、改めて

 

 

メインステージへと移動

 

6.敵はどこだ?

・キター!!!!!!

・フォロワーさんとこの曲やりそうだねって話してたやつ

・雲民曲大好き

・ビジョンがかっこいい

・昔この曲を歌ってた岡野さんはギラギラしていたけど、今これを歌う岡野さんには哀しさも含まれている

・正義って何なのかが曖昧なこの時代にこの曲を歌う意味

・とにかくテンションぶち上がる

 

 

7.2012Spark

・すぺーく!

・前曲からの繋がりを感じる

・「正義がどこかわかんなくなった」「愛しい人の姿までも遮られる」時代だけど、「一歩たりと引けはしない」んだよね

・高音がちょいとキツそう、がんばれ

・「戦い」の発音が好き

 

 

8.ミステーロ

・予想外の選曲

・ダイキャスでやったばかりの、しかもシングルでもない曲を持ってくるとは

・よっぽど本人達が気に入ってるのと反響があったんだとおもう

・私も好き

・THE新藤さんって歌詞だよね

・でも私はダイキャスのアレンジの方が好き

 

 

( .'ω' )<次のは康兵がアレンジしてくれて、森男と真助が参加して、ここになんちゃんとくわGが今日加わって、そんで完成する曲です

 

9.ルーシーに微熱

・この曲あんまり聴き込んでないんだけど(ごめん)、曲調の岡野さん感すごい

・岡野さんの書く詩は音と切っても切れない、ぴったりとくっついているのが特徴だと思う

・音があってそれに歌詞が乗っかっている感じ

・さすがボーカリスト

・マリブビーチの香りって何やって思ってググったらカクテルだった、おしゃん

・甘いお酒らしいから、そりゃ誘惑もされちゃうね仕方ないね

 

 

10.ギフト

・何回この歌に助けられたか分からない

・「鳴り止まぬ歓声を浴びる人は遠い世界さ どうせ」って、現在進行形で鳴り止まぬ歓声を浴びている人たちが歌うの、最高にロック

・悩んでいる自分に酔うってあるあるすぎて

・完璧に揃うワイパー(宗教)

 

 

( .'ω' )<久しぶりの曲をやります。月9と呼ばれるドラマの主題歌でした、EXIT

 

11.EXIT

・そんな久しぶりじゃなくない!?

つま恋でやってたよ!

・たぶん私と久しぶりの感覚が違う

・歌詞がビジョンに出るせいで歌詞間違いの分かりやすさ

・「言葉」を大切にしている新藤さんだから書ける歌詞だなぁとぼんやり

 

 

12.愛が呼ぶ方へ

 ・10年前の横浜ロマポル06での愛呼ぶを思い出す

・歌い始めの「償う人の背に降り続く雨」で鳥肌

・この曲も2人が大切にしている曲の一つだよなぁ

 

 

13.My wedding song

・新藤さんがTwitterとラジオでさんざん言ってたやつ

・この曲はもっと大人になった時初めて意味が分かるのかも

・ビジョンの鳥の絵がTwitterの鳥にしか見えない

 

 

サブステへ(森男、真助も)

4人革ジャンを羽織る、新藤さんはサングラスも装着。こんな暗い中でサングラス(笑)って会場から笑いが漏れる。

 

( .'ω' )<ちょっとね、衣替え…衣替えって……!!!違う、あのー、衣装替えをね 衣替えってwwwww (自分でツボって悶絶)

•̀.̫•́<(ギターがなく手持ち無沙汰)

( .'ω' )<あれ?あなたギターないの?じゃあちょっとみなさん待ってくださいね

•̀.̫•́<(エアギターをやり出す)

( .'ω' )<おっ!投げてー?キャッチ!あ、もっかい投げた!(新藤さんのエアギターの解説) いいねー、うまいねー!

•̀.̫•́<(突然やめて真顔になる)

( .'ω' )<あっもうやらんのね…… はい、じゃあこっからは4人でロックンロールな感じでね、やっていきます!

 

14.ヒトリノ夜(ロックンロールver.)

・ふぁんだわでの初期ver.から今度はロックンロールver.!

・客がリズム掴めずに微妙なクラップとか起きて笑う

・真助氏のドラムが効いててかっこいい

・新藤さんが楽しそうにふんふん頷いてるー!

 

 

15.Mugen(ロックンロールver.)

・Mugen好きマンだからオリジナルで聴きたい気持ちもちょっとある

 ・うぉううぉううぉーうぉーうぉーの入りのタイミングが微妙に分からないから周囲に合わす客たち

ヒトリノ夜とMugenのロックンロールver.はとにかく2人が楽しそうでそれだけで嬉しい

・ロックンロール好きだもんねぇ…(エモい)

・こういうことを、横浜スタジアムで、堂々とやれる今が、ただただ嬉しい

 

 

岡野さんだけセンステに残って、Before Century

 

16.Ohhh!!!HANABI

 ・タオル回せるー!

・この時結構な雨+タオル回し=顔面めがけて雨がとんでくる

・この辺からリミッター外れてカッパを脱ぐ(そして夜38.8の熱を出す)

・新たな定番曲になる予感

・なんて多幸感に溢れているんだろう

 

 

17.オー!リバル

・この曲もくるとは思わなかった

・泣ける曲でもないのに聴く度に泣ける

・ライブで化ける曲の一つ

・今のポルノグラフィティの武器となる曲

・名刺代わりになる曲

・大事にしていきたい

 

 

18.メリッサ

・体力キツい

・けどぶち上がる

・雨ちょっと止んできた

・楽しい楽しい楽しい

 

 

19.ミュージック・アワー

・怒涛のラッシュ

・すごく楽しいのに終わりが近くなっているのを感じてちょっと寂しくなる

・その寂しさも変な踊りで消しちゃうくらい踊りきった

・終わって欲しくない

 

 

•̀.̫•́<これまでの道を振り返ってみると、決して平坦ではなくて… スタッフとの意見が合わなかったり、思うような歌詞が書けなかったり、ヒットチャートのご機嫌が悪かったり。でもそんな日々の延長線上にこのライブがあると思うと、意味があったんだなと思えて。またここに戻ってこれるように、これからも頑張っていきたいと思います。

( .'ω' )<今回のライブタイトルにもなっている、WAY、道。今までポルノグラフィティが歩んできた道は、みなさんが応援してくれて一緒に歩んできてくれた道です。これからもポルノグラフィティと一緒に歩んでください。それではラスト1曲、THE WAY。

 

20.THE DAY

・最後はやっぱりこの曲

・ここでシンクロライトの使用

・まさかエイトの現場より先に初体験するとは思わなかった

・空中カメラからの映像がすごい綺麗

・もうこのTHE DAYを超えるTHE DAYは二度と見ることが出来ないんじゃないかって

・彼らのこれまでの17年と「けして明けない夜も 振り続けて止まない雨も このろくでもない世界にはあるんだよ」の部分をリンクさせてグッとくる

・曲が終わったと思ったら、岡野さんがアカペラで追加歌詞を歌う

・心の琴線にジャストミートしてありえないくらい泣く

・『目の前を遮る 壁のようなREAL WORLD

深い森に分けいるよりも

危険な香りの THE WAY

絡み合うCROSS ROAD 幾千の罠 罠

その先に待つ人のために 足を踏み出す

君の THE WAY』

 ・今回のために作った歌詞なのかな

・泣いているうちにメンバー消えてた

 

 

メンバー出てくる

( .'ω' )<今日はこんな雨の中、ほんまにありがとうね。ずっと雨の中いるって精神的にキツイと思うんじゃけど…

•̀.̫•́<雨は誰も悪くないけど…でも止んでくれてもさあ!ええんじゃけどー!(空に向かって)

( .'ω' )<笑 …そんなお詫びと言ったらアレなんじゃけど、ここで出来立てほやほやの新曲をやろうと思います。ほら、作った人がタイトル言って!

•̀.̫•́<雨がほんまに(ゴニョゴニョ)

( .'ω' )<ほら、あなた、もう雨はええから!

•̀.̫•́<らいあー!

( .'ω' )<はい、じゃあ、Liarお聴きください

 

 21.Liar

 ・新曲!

・歌詞の新藤さんみすごい(褒めてる)

・初聴きからハマるメロディ

・エロい

・すき!

・別れた彼女のことを思った曲かな

・でも健全なお付き合いではなさそう

・11月の発売楽しみ

 

 

22.エピキュリアン

・なぜかイントロでRainbowだと勘違いする(何故)

・LEMFを思い出す

・この曲への思い入れがなさすぎる

・爽やか

 

 

23.ジレンマ

・最後はやっぱりこの曲

・終わって欲しくないよー

・最後の一音まで惜しい

・岡野さんが全力を出し切っているのがわかる

 

 

ここで終わりだと思ったら、バックステージへ2人が移動して、

( .'ω' )<もう1曲やります!

•̀.̫•́<(ギターいじる)

( .'ω' )<準備大丈夫?

•̀.̫•́<(ゴニョゴニョ)

( .'ω' )<すみませーん!スタッフさん!ギターの音がちっちゃいみたいです!上げれる?ちっちゃいって!やっぱね、雨とかでね、おかしくなってるんかな

•̀.̫•́<(頷く)

( .'ω' )<それではラスト1曲です

 

24.ダイアリー00/08/26

・嘘でしょ……

・まさかやってくれるとは思わなかった

・今回のセトリ、コナンとかヒロアカで獲得して初めてライブに来たファンも楽しめるようなセトリになってると思うのね、王道曲も、ライブでの定番曲多めだし

・だから心のどこかでもっとレア曲だったり普段やらない曲やらないのかなって思ったのも事実

・だけど最後の最後にこの曲をぶち込んできて私みたいな隙あらばエモさを求めるエモBBAまでもダブルアンコの1曲だけで跪せてしまうポルノグラフィティ、やっぱり最高に宗教だ!信じる者は救われるのだ……

・新藤さんがずっと口大きく開けて歌ってるのが( ; ; )

・この歌詞の「君」は「過去の僕」

・2000年の新藤さんから過去の、あるいは未来の新藤さんへの歌なんだよね

・まだGuitarを放してないよ

・ファンでいれて幸せ

 

 

 

 

…とざっと書いてみましたが。

 

どんな道をこれからふたりが選んで歩んでいくかは分からないけど、清潔な衝動に正直であり続けてほしい。一緒に夢を見させてくれるバンドであり続けてほしい。興奮と未来の間で輝くふたりであり続けてほしい。なにより、ポルノグラフィティが、ファンの、そして岡野昭仁新藤晴一の、帰る場所であり続けてほしい。そんな願いを空に返した、横浜の2日間。そして、私の夏は終わった。また来年、会えるといいな。

 

 

 

ちなみに土曜日はそれまでこーんなに晴天だったのが…

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 開演と同時に雨が降ってきて、結局最後まで降り続くという、「想定内」すぎる結果になったの、凄すぎない?あと、開演直前に虹が現れて綺麗だったなー!

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マンホールの向こう側~FCUW5に行ってきた話

FANCLUB UNDERWORLD5、全公演無事に終わったということで、忘れないうちにレポを書いとく!今回1次で大阪22日と大阪23日(夜)、3次で札幌と福岡取れたので、4箇所行ってきたよ。近場(東京、名古屋)は全滅で、取れるだろうと思っていた昼公演もことごとく外れ、遠征ばっかりに。整理番号もバラバラで、札幌は後ろから3列目真ん中、福岡は最前ブロック下手側、大阪22日は最前列(!)上手側、大阪23日は二階席真ん中と、色んな位置角度から堪能できた!本当は全公演のレポを書きたいところだけど、とりあえず大阪22日中心のレポ。公演それぞれに思い出が詰まりすぎて全部書くとすごいことになりそう。MCはどの公演も大体の内容は同じだったので、混ざって覚えている箇所があるかと思いますが、見逃してください。ライブ中メモは取らない主義だし(そもそもライブハウスでは無理)、すっごいふわっと覚えているから、雰囲気を楽しんで!ください!

 
 
 
 
 
19時30分、BGMがフェードアウトし、照明が暗転。CLUB UNDERWORLDのイントロが流れ、会場が湧き、手拍子が始まる。いつものライブだとそのままメンバーが出てくるところ、岡野くんの声が流れ始める!影アナ…!
 
 
( .'ω' )<FANCLUB UNDERWORLD、大阪公演へお越しのみなさん、こんにちは!今日はありがとうございます。大阪は美味しい食べ物ばっかで…。昔ね、三角公園の、お好み焼き…じゃのうて、たこ焼きを食べたのを覚えてますよ。ねぇ。大阪含め関西地方から来てくれたみんな、こんにちは!今日はありがとうね。
 
•̀.̫•́<それ以外の地域から来てくれたみんな、遠いところからわざわざありがとうね。
 
( .'ω' )<こっからは、大阪ということで、この人と一緒に盛り上げていこうかと思います!大阪が生んだ大スター、本田圭佑!!
 
客<(……???)
 
•̀.̫•́<こんにちは、本田圭佑です!(これがビックリするほど似てない) ほにゃららら~(なんかモノマネしながら喋ってたけど、聞き取れなかった、そして似てない)え?似てない?それはねぇ、伸びしろです!
 
( .'ω' )<可哀想に…似てなすぎて笑 
 
•̀.̫•́<難しいわ、こんなん!やったことないもん!
 
( .'ω' )<笑 それではこれから公演に先立ちまして諸注意をね、確認していきたいと思います。公演中のカメラ撮影、録音は禁止されています。もしも周りでしてる人がいたら、大至急、ぎゅっと抱きしめてあげてください。そうすることで会場の愛情はアップ、まさにラバップ
 
•̀.̫•́<公演中のルミカライト等の光るものの使用はご遠慮ください。もしも、君の周りで使っている人がいたら、大至急!抱きしめてあげてください。そんな光り物よりあなたの笑顔が眩しいわ!と言ってあげてください。そうすることで会場の愛情はアップ、まさにラバップ!それと、今のうちにお近くの避難経路を確認してください。公演中は演出の都合上、避難誘導は消してありますが、ガチで避難する時はスタッフが誘導するのでそれに付いてってください。
 
( .'ω' )<その他、公演中は周りのお客様に迷惑になるような行動は控えましょう。万が一、注意事項が守られなかった場合は、残念!ギタリストが拗ねて、もう帰る!帰って草野球する!と続けることが出来なくなってしまいます。そうならないよう、お互い気をつけて楽しみましょう。さぁ、それではこれから一緒に演奏してくれる仲間を紹介したいと思います。
 
 
本田圭佑のモノマネ部分は、会場によって、その地方の有名人に!札幌は大泉洋(新藤)、福岡は博多華丸(岡野)。
 
 
ここから、なんちゃん→真助→森男→こーへー の順に登場。
 
( .'ω' )<残る2人がポルノグラフィティです。まずはギタリストの名前を叫んで呼んであげてください!オンギター、
 
客<はるいちー!
 
•̀.̫•́<ボーカルは?
 
客<あきひとー!
 
•̀.̫•́<そんな2人のバンド名は?
 
客<ポルノグラフィティ!!!!
 
 
と2人がステージに現れ、再びCLUB UNDERWORLDが流れ、会場のボルテージは上がり続ける。
 
 
•̀.̫•́<大阪のシンボルの通天閣、みなさん知ってると思うんですけど、期間限定でチュー天閣ってのもあるらしくて。カップルでキスをすると、入場料が半額になるんじゃって。で、それが男同士でもいいらしくて。なんで、わしは森男と行こっかなって思ってます!
 
( .'ω' )<マジで?
 
 
1.Jazz up
アルバムの収録通り、岡野くんの「マジで?」の一言から始まるじゃざっぷ。\Dive in the girl. Dive in the mother's sky/の大合唱で1曲目から一体になる会場。乳房もとめて、で両胸を揉む仕草をする岡野くん。エロい。ギターソロで目の前の手の届く距離に新藤さんが来て意識飛びそうになる。死。
 
※Jazz upに入る前、「マジで?」に繋げる新藤さんの前フリは公演ごとに変えてた!
 
札幌…
•̀.̫•́<楽屋に全国なんでもランキングみたいな本が置いてあって。ネタにしよ思うて見てたんじゃけど、なっかなか北海道が1位のランキングがないのよ。4位とか5位にはなってるんじゃけど。やっぱりおっとりした国民性と関係あるんかな。北海道が1位のなんかないかなってずっとページ捲ってたら、ありましたよ!北海道は全国で1番焼き鳥の塩派が多いらしい!
( .'ω' )<マジで?
 
福岡…
•̀.̫•́<福岡出身の琴奨菊、今注目の力士で強いんじゃけど、お酒がすごい弱いんじゃって。あのぉー、えっと…奈良漬とかでも酔うらしい…。
( .'ω' )<(オチがどこなのか分からなくてだいぶ間があく)マジで?
→福岡は新藤さんの話がグダグダであとで岡野くんが「もうちょっと肩の力ぬきんさいよ」って言ってた笑 「楽屋でもう一個のネタとどっちにするか悩んだんじゃけど、そっちにしとけばよかったー!」って地団駄踏んで悔しがる新藤さん。かわいい。
 
大阪23日夜…
•̀.̫•́<野球の解説者に福本豊さんって人がおって。大阪のおっちゃんって感じで大好きなんじゃけど、一番わしがその人の発言が好きなのが、バッターが打席に立って、アナウンサーが「このバッターはどうですか?」って聞いたら、「それ僕に聞いてる?」って言うとった笑
( .'ω' )<マジで?
 
 
 
( .'ω' )<はい、ありがとうございます、ボーカルの岡野昭仁です!1曲目からね、盛り上がる曲で。今日はファンクラブ公演ということで、ファーストアルバムのロマンチスト・エゴイストを全曲やりますよ。曲順もね、そのまんま。それと同時に、みなさんから募集した15の夢をステージ上で叶えていこうかなと。公演前のやつも、影アナって言うん?あれもそうなんよ。おもしろいかどうかは別として。滑ったけど笑 みんながやれ言うけえ、やりましたよ!!その他にも色々やってくんでそれも楽しみにしとってくれたら。……あなたは何か喋らんでええの、わしばっかりじゃのうて。
 
•̀.̫•́<(マイクの前くるも無言)
 
( .'ω' )<なんね。今日はお喋りする気分じゃないん?
 
•̀.̫•́<そんなことないよお!なんかさ、ちょっと思ったんじゃけど、ポルノグラフィティのライトなファンを白だとして、好き度に合わせて黒になっていくとしたら、ここにおるみんなは真っ黒じゃけね。ちょっとやそっとじゃ満足してくれんと思うから、わしらも頑張らんと。
 
( .'ω' )<そうね!ほんま気合い入れてやるわ。次の曲はいつもは終盤による曲じゃけ、こんな二曲目にやるのは新鮮だと思うけど、それも含めてどんな感じになるんか楽しみじゃねー。それでは、二曲目、Century Lovers。
 
 
2.Century Lovers
二曲目にやるセンラバほんとに新しい!笑 Beforeやイントロ部分の煽りはほとんどなく、アルバム収録通りで進んで行く感じ。あーやっぱりこの曲楽しいなー!体に染み付いてる。二番サビまではいつも通りのセンラバ。間奏で後ろを向きハガキを持ちマイクに向かう新藤さん。
 
•̀.̫•́<『Century Loversの煽りはいつも昭仁さんがやられてますが、たまには晴一さんの煽りも聞きたいです!よろしくお願いします。』……やってやるぜー!!!
 
•̀.̫•́<せっかくやるけ、ちょっといつもとは違う感じに!みゅーじっく、ちぇーんじ!
 
変調。
 
•̀.̫•́<ずっと思っとったんじゃけど、ふーふーって言いづらくない?今日はいぇいいぇいでしてみよー
 
•̀.̫•́<みんなの声をいぇいいぇいと~ 聞かせておくれよ~!
 
客<いぇいいぇい!
 
•̀.̫•́<ぜぇんぜんだめー!!もっともっと大きな声を聞かせて!
 
•̀.̫•́<いぇいいぇいいぇいいぇいいぇいいぇい~いぇいいぇいいぇいいぇーい!
 
客<いぇいいぇい!
 
 
新藤さんの煽りめっっっっちゃ可愛い!!!さすがゆるふわ☆ボイス。煽ってる最中もちょこちょこなんちゃんの方見て踊ってた。踊ってる度だと、福岡>札幌>大阪23日>大阪22日。福岡はとにかくひたすら独特の踊りをしてた。札幌では新藤さんの滑舌が悪くて、いぇいいぇいと言うことが伝わらなくて、すごい困った顔で岡野くんに助けを求めた顔をしてた。大阪22日はみゅーじっくちぇーんじ!を言い忘れて、真助氏が困惑した顔で新藤さん見てた笑 岡野くんは新藤さん煽り中は基本的にずっと変な動きでウロウロ。最後の煽りはいつも通り岡野くんで、ふーふー〆。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。2曲目にして既にいい感じよ。今回はね、晴一さんの煽りということで。なかなかレアだったんじゃないでしょうか。これも15の夢のやつで。次に二曲続けてやるんですけど、まずヒトリノ夜。これもね、お便りが届いています。
 
•̀.̫•́<お便りって笑 古い!笑
 
( .'ω' )<なんかね、癖じゃね、これ笑 えっと広島県在住の方から。『以前インディーズバーションのヒトリノ夜を聴く機会があり、今とは大きく違うことに驚き興味深かったです。ぜひインディーズバージョンのヒトリノ夜を聴きたいです』 はい。他にもインディーズバージョンの曲が聴きたいという要望はたくさんあったみたいで。今回はインディーズバーションのヒトリノ夜をやります。聴いたことある人おる?…結構おるんじゃね!じゃああんまり違和感ないんかな?元ので聴きたかったー!って人はごめんなさいね。今回はこっちのでやらせていただきますね。なんかこれYouTubeに上がっとるんじゃろ?わしらも手元にデータ残ってないけ、YouTubeから色々勉強して。あれ、わしらのデビュー前?とかのラジオで流したやつよね、たぶん。
 
•̀.̫•́<うん。何バージョンかあるんよね。このバージョンは本間さんが書いてくれた歌詞で。すごい初期からあった曲じゃね。二番の歌詞ちょっと読んでみて。
 
( .'ω' )<えっと、ここよね?『僕が君に教えた流行りのクラブで踊る ツライツライ 孤独な夜』
 
•̀.̫•́<そこそこ。そこさぁ、きっと本間さんがわしらに女の子を誘ってクラブにいくような男になってほしいっていう願いが込められてたと思うんよ。……ならんかったなぁ!一回もできんかった!クラブに綺麗なお姉さん連れていくみたいなんことできんかった!お前クラブとか行ったことある?
 
( .'ω' )<ないない笑 結局そんなんならんかったわー。クソ田舎者じゃけね。これはシングル候補じゃったんじゃけど、レコーディング中にどんどん本間さんが変えていって、ブラッシュアップしてって、そんで今の形になって。
 
•̀.̫•́<なかなかないよね、ブラッシュアップされてない曲をやるっていう笑 今思えばさ、tokio graffittiも、みんな知っとるのかな?、リピドーの前身なんじゃけど、tokyoに馴染んでほしいって思いが本間さんにあったんかもしれんよ!
 
( .'ω' )<tokio graffitti…笑 なっつかし!
 
•̀.̫•́<聴いてもらったら分かるんじゃけど、今の方がええね、やっぱり笑 本間さんええ仕事したわ!プロじゃ!
 
( .'ω' )<いや、ほんまに笑 これ歌詞とメロディーが所々同じで混ざっちゃうんで、申し訳ないんですけど、カンペガン見でやりますんで。ちょっとこの曲だけはパフォーマンス関係なしにやらせていただきますんで、そこんとこはご了承ください。難しいのよー!完全に違うとかならまだええんじゃけど。
 
( .'ω' )<そして二曲目はライオン。これはほんまに思い入れのある曲で、それこそインディーズからやり続けている曲で。この曲でオーディションに出たり、ここぞ!という時に披露していた曲で、僕らを後押ししてくれたというか、本当に僕らにとって大切な曲です。それでは二曲続けてお聴きください。
 
 
3.ヒトリノ夜(インディーズVer.)
最初札幌で聴いた時の違和感がすごかった。んだけど、聴いていくうちにハマっていって今じゃ毎日YouTubeで聴いてる!まんまと!でも確かに今の方がキャッチーで、本間さんさすがだなーって。プロの仕事。なんちゃんがところどころ口ずさんでてグッときた。岡野くんは宣言通り歌詞をガン見してた笑 まだ聞いたことない人はぜひチェックをば!
 
 
4.ライオン
全く泣くような曲ではないんだけど、この曲を聴くとタマちゃんのこととか、色々思い出して、それに加えて大阪の地で聞くライオンは尚更感慨深くて。岡野くんも新藤さんもすごく丁寧に演奏していて、これからもこの曲は彼らにとっても私たちにとっても大事な曲なんだろうなって。あと照明かっこよかった。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。次にやる曲はこのアルバム唯一のバラードといえるものになります。バラードって言ってもすごくハイカロリーで。こないだのツアーのことをハイカロリーってずっと言うとったんじゃけど、それ以上にファーストアルバムはすごいエネルギー量。やっぱり若さと勢いがすごいね。噛み付かんばかりのね。
 
※札幌公演のみ、この後に
 
( .'ω' )<ただ申し訳ないんですけど、キーを半キー下げさせていただきます。手ぬいとるとかじゃないよ!ただ、それが一番自信を持ってみなさんに聴いてもらえるかと。あの頃のわしにも教えてあげたい!そのキーじゃのうて、ちょっと下げた方がええよって!
 
と説明が。たぶん全公演で半キー下げてたと思う。
 
( .'ω' )<この曲では新藤さんがプロデュースしたギターを使うみたいで。
 
•̀.̫•́<見てこれ!かあーっこいいじゃろー!!見てこれ!ほんまにかっこいい、どっから見ても、どの角度からも最高にかっこええ。わし的にはこの角度からが一番好きかな♡
 
( .'ω' )<その角度言われても、あなたからしか見えないよ笑
 
•̀.̫•́<これfenderに、みんなfenderって知っとる?ちょう一流メーカーよ。そこが作ってくれたんじゃけど、すごいこだわりも聞いてくれて。まぁ決して10万ってグッズで考えると安い金額じゃないんじゃけど。タオルっていくら?2000円?3000円?2000円か。それと並ぶと高く感じると思うんじゃけど、ギターとしてはすごくお値打ち価格というか。でも売れんかったらどうしょうと思って。売れんかったらさ、かっこ悪いじゃん。なんか。fenderさんにも申し訳ないし。でもね……売れてる!ふふふ☆ 売れてる♡
 
( .'ω' )<2回も言わんでええ笑
 
•̀.̫•́<ほらわしらってさぁ、ルックスだけで勝負してきたじゃん!わしらだって抱かれたいランキングで福山さんに僅差の216位よお!
 
( .'ω' )<わし昔のランキングで17位じゃった笑
 
•̀.̫•́<は??それほんまの話?知らん笑
 
( .'ω' )<うん
 
•̀.̫•́<よっっっぽどその年不況じゃったんじゃね!
 
( .'ω' )<不作ね笑
 
( .'ω' )<まあね、わしがそんな17位なんてね、事務所の力ですよ
 
•̀.̫•́<笑
 
( .'ω' )<わしが17位とか、ほんまに
 
•̀.̫•́<(マイク通さず)あみゅーずっ
 
( .'ω' )<笑
 
•̀.̫•́<笑 でも本当のところ、売れて何が嬉しいってね、そんだけギターに興味もってくれとる人がいるんじゃってことよね。たぶん、10万のものをただ置いて飾ろうって人はおらんわけじゃん。もう弾いている人か、これからやってみようかなって人じゃん。それだけの人が興味を持ってくれてるってのが嬉しいよね。
 
( .'ω' )<みんななんかきっかけがほしいんじゃろうね、始めるきっかけが。踏み込む勇気。そこでちょうど晴一さんと一緒のが出てる!ってなって、きっかけになっとるんじゃ。
 
•̀.̫•́<そうね。嬉しいわー。まぁこれからスリッポンの世界に足を踏み入れたいなって方はぜひ昭仁のスリッポンをきっかけにしてみたらどうでしょうか!
 
( .'ω' )<売上聞けんのよ、怖くて笑 お前のに比べて安いのに、全然売れてなかったらって思うと笑
 
•̀.̫•́<なんでさあ、スリッポンなん 
 
( .'ω' )<いやね、ボーカリストの泣き所と言いますか、マイク出してもあれじゃし。ギターもあなたが出すのに同じのだしてもね。
 
•̀.̫•́<いやいや、マイクとスリッポンの間に何かあったって!絶対!
 
( .'ω' )<最初はパスタソースにしよ思うてた!
 
•̀.̫•́<ぱすたそーす!?笑
 
( .'ω' )<却下されたけ、悩んだんじゃけど、スリッポン思いついて、これじゃ!って思うたね(どや顔) まぁわしははかんけど。はい、じゃあ、そういうことでね、曲の方行きたいと思うんですけど、その前にお水飲んでいいですか。
 
•̀.̫•́<飲めや ……お前なんで3本もボトルあるんな、種類違うん?
 
( .'ω' )<全部同じ
 
•̀.̫•́<なんで?
 
( .'ω' )<そりゃあね、いっぱい歌うと喉が乾くんでね、飲むんですよ、たくさん。
 
•̀.̫•́<まとめえよ、1本に。ぎゅっとさ。3本もいらんいらん!
 
( .'ω' )<…!!!!(閃く) 確かに!思いつかんかった!まとめりゃええんじゃ…
 
•̀.̫•́<でも3本分だと持ち上げるの重いか笑 そもそもさ、それグッズにすりゃあよかったじゃん、昭仁ドリンク
 
( .'ω' )<そんなんできんよ、オランダかなんかのオリンピックの選手用のを改良しよったやつで…なんかとにかくすごいやつなんよ!
 
•̀.̫•́<できんの?
 
( .'ω' )<できたとしても皆いらんじゃろ笑
 
•̀.̫•́<スリッポンよりは欲しいわ笑
 
( .'ω' )<晴一さんはスリッポンに厳しいですね笑
 
•̀.̫•́<だってさあ!マイクとスリッポンの間くらいにおるじゃろ、ドリンクなら!
 
( .'ω' )<そんなもんかなあ
 
•̀.̫•́<そうよ
 
( .'ω' )<じゃあ次はドリンク出すけ、お前も買うてね!…まぁそんなんでね、やっていきますんで。
 
•̀.̫•́<ただ俺後半からしか出て込んけど!ソロも森男じゃし。活躍せん笑
 
( .'ω' )<なんでこの曲で選んだんじゃ笑 それでは聴いてください。
 
 
 
5.憂色~Love is you~
この曲大好き。他のエントリーでも書いた通り、
耳が痛くなるくらい重い静けさに閉ざされて 息をひそめてひとり朝を待っているよ
の歌詞に衝撃を受けて、それ以来新藤さんの歌詞の虜になったので、私としてもとても思い入れがある曲。ロマンチスト・エゴイストの収録時よりも声に深みが増して、大人の憂色だった。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。10年ぶりくらいにやりました、憂色、ラブイズユー。次からは3曲続けて聴いてもらおうと思います。まずはHeart Beat。この曲は本間さんが作ってくれたんですけど、世間の皆様にアポロとかヒトリノ夜とかを聴いてもらって、だいぶ知ってもらったかなって感じではあったんじゃけど、やっぱりその2曲だけじゃポルノグラフィティについていこう!とはならんかったんじゃと思うんよね。そこで本間さんが、「わしらの胸に飛び込んでこい!付いてこい!」ってメッセージが込められてたと思うんよ。
 
( .'ω' )<2曲目はマシンガントーク。これはパーティーチューンですよ。みなさんも好きだと思うんじゃけど。ただ今日はみなさんに言うとかんといけん事がありまして。今日はモンキーダンスはできません!あのですね、一昨年くらいのツアーの最終公演で、だいぶ張り切ってモンキーダンスをしまして。そしたら首の後ろの頚椎のあたりをおかしくしてしまいまして。ギックリ肩甲骨みたいな。いやそんな重いやつじゃないんじゃけども、ドクターストップというか、いやそれは言い過ぎか、トレーナーストップがかかってしまいまして。今回はモンキーダンスができません。でもちゃんと盛り上がるようなものを考えておりますんで!
 
•̀.̫•́<今日は昭仁の代わりに……なんちゃんがモンキーダンスします!男の生きざまを見せてくれます!ふた回し目にやってくれます!
 
( .'ω' )<あんま無理しないで!痛めん程度に盛り上げてね!…3曲目はデッサン#1。この曲は本当にこのアルバムを象徴する曲と言いますか、すごく荒削りではあるんだけど、すごく野性的で溢れんばかりのパワーを感じる曲で。ファーストアルバムはインディーズとプロの間にある作品で、その中でもこの曲はインディーズさが色濃く残っていて。たぶんもっと上手にまとめられたかも分からんけど、それでもこのままで出したいと僕らで推した曲でもあります。それでは聴いてください。
 
 
 
6.Heart Beat

ロマエゴは常に私の好きなアルバムベスト3に入るくらい、どの曲もお気に入りなんだけど、その中ではこの曲が一番ピンとこないというか、大好き!ってわけではない曲だったんですが、岡野くんがサビで手を広げて気持ちよさそうに歌う姿を見て、すごく好きになった。特に、

辛いコト苦しいコトがあふれてるけど
ボクらが救ってあげたくなるから
もっともっとたくさんの愛を差しのべましょう
の部分で自分にとっての彼らの姿と重なって、とても良かった。今までしんどいことがあるとポルノの曲を聴いて救われてきたよ!ありがとう。
 
 
 
7.マシンガントーク
普段モンキーダンスをする所は、岡野くんの煽りで\うぉい!うぉい!/ これもこれで楽しい。けどやっぱり反射的にモンキーダンスしそうになる。あぶない。割と歌詞間違えてた。ふぁんだわはさすがにいつものライブより、GOOD TIME BAD TIMEの時の十字を切るところの振りをやってる人が多い!予告通りなんちゃんのモンキーダンス!頭にネクタイ巻いて全力でモンキーダンスやってくれるなんちゃん。目の前に来て煽ってくれた、わーい。新藤さんの近くに行って踊るふたり。かわいい。モンキーダンスしたくなったなー!でも岡野くんくれぐれもお大事にだよ。
 
※札幌は特になし、福岡と大阪23日夜はこーへー
 
23日夜
•̀.̫•́<こーへーは真面目じゃけね、楽屋で練習しとったわ。腕の振り方ってこうですか?こっちですか?って。健気じゃわー。みんなあたたかく見てあげてね!
 
 
 
 
 
8.デッサン#1
惑ワ不ぶりだね。岡野くんの言う通りこの曲はライオンと並んでインディーズ味を感じさせる。聴く度によく出るよなぁってなる、キーが。高音続き。この曲は次にやるのは20周年ライブでいいかな。好きだけどもったいぶってほしい。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。次はアポロをやるんですが、今までにやったことがないバージョンでやりたいと思います。この曲は今まで何回もライブでも、テレビでもやらせていただいて、本当にたくさん歌ってきたんですが、今回は晴一と2人でアコースティックバージョンでやりたいと思います。この曲もね、デビュー曲なんですが、すごくハイカロリーといいますか、なんでこんなしんどい曲を作ったんじゃろうって笑 頑張って歌います!
 
 
 
9.アポロ
ダイキャスのメリッサのアコースティックバージョンといい、定番曲をそのままやらずアレンジするところに、ポルノから私たちへの心遣いというか、愛を感じる。ファンクラブ会員ツアーはもちろんそれなりに濃いファンが集まっていて、そんな人たちは尚更何回も聴いているはずだから、飽きさせないようにって。新藤さんが終始すごく眉間にシワを寄せてた笑 難しいのかな。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。次からは3曲連続でやります。最初はラビュー・ラビュー。80年あたりに流行ってたAORっちゅージャンルのものなんですけど。Adult Oriented Rock かな。タマが作ってきた時はえらいもんを作ってきたなと。あんまりタマっぽくないやつで。確かアルバム作成の終わりの方にこの曲をタマが持ってきて、コードとか打ち込みとかがあの頃は慣れてなかったけ、すごく完成までに時間がかかった曲でしたね。レコーディングして気付いたら朝を迎えているっていう日々を繰り返してこの曲ができた思い出があります。
 
※札幌公演では、このあとタマちゃんエピソード
( .'ω' )<なんかさ、えっらい寒い日にさ、レコーディング終わりにタマが車で家まで送ってくれよった時なかった?
•̀.̫•́<雪!雪降っとった!
( .'ω' )<あー、そうだったかも、で、
•̀.̫•́<ゆき!
( .'ω' )<うん笑、あのー、それで、タマが珍しく送ってくれて。そん時タマは車持ってたけぇさ。ほんでもうあと1箇所曲がったら着くって時に、車が滑ってスリップして、壁にガガガって擦るっていう笑 タマが「あーっ!」って女の子みたいな声出しよった笑 あいつのあんな声初めて聞いたもん。
 
 
( .'ω' )<二曲目はジレンマ。これもずっとやり続けてるね!でもいつもは一番最後にやるけ、変な感じしよるね、これ。まぁいつも通りバカになってもらえればね。アルバムに収録されてるのはディジュリドゥバージョンなんじゃけど。これはね、確かテレビの企画で習ったからせっかくじゃけ入れてみようってなったんよ。ただあれはこういう場所ではなかなか再現ができないので、今回はそれは省略させていただきます。
 
( .'ω' )<んで、リピドー。これは僕が初めて歌詞を書いた曲です。tokio graffittiね、さっきの笑 これもすごく未完成というか、勢いに任せたままのものなんですが、そういうところも含めて楽しんでください。
 
 
10.ラビュー・ラビュー
みんな大好きラビュー・ラビュー。何回も岡野くんが言う通り、勢いと若さ溢れる全力ど直球の曲が多いアルバムで異色を放つおしゃんてぃーな楽曲。タマちゃんやっぱり多才だなぁ。23日夜、盛大に歌詞間違えてた。MCで普通に“タマ”ってワードが出てくるところも、すごくファンクラブ限定ライブって感じ。
 
 
11.ジレンマ
最後じゃないジレンマなんて新鮮!何回も今まで聴いてきたけど、ライブの〆以外のジレンマ!問答無用で楽しい。ディジュリドゥの音もしっかりなんちゃんが出してくれてたよ。
 
 
12.リピドー
前から思ってたけど初めて書いた歌詞がこれって岡野くんどうなってるの。でもすごく岡野節が効いているというか、岡野くん!って感じ。これが朱いオレンジとかジェロニモあたりにつながっていくんだなって。もうすぐ終わりかと思うと、楽しいのに寂しくなってきたあたり。
 
 
 
( .'ω' )<ありがとうございます。最初、ロマンチスト・エゴイストを全部やろうって言った時は、正直わしらももう15年以上やってきて、ファーストアルバムなんて余裕だと。軽くできると思うてたんじゃけど、全然そんなことなくて。ほんとしんどいんじゃけど、僕らにとっても、ファンの皆さんにとっても、きっとファーストアルバムって特別な意味合いを持つものなのかなって思ってやらせていただきました。だから、今、改めてファーストアルバムを全曲披露させていただいたことはとてもポルノグラフィティにとって有意義なことだと思います。野性的な部分がこの頃は強くて、押し引きなんてできないで、とにかく前に前に、その時やれる力を全てぶつけようとしたものだったんですが。やっぱり今はプロとして野性的な部分を持ちつつも、理性を働かせてうまくバランスをとってやっているんですが、今回改めてそういう最初の頃の、野性的なパワーというものの熱量を再確認できました。次にやる曲が最後なんですが、これもすごくインディーズらしい、全部を出し切る曲です。ロマンチスト・エゴイスト。
 
 
13.ロマンチスト・エゴイスト

アルバム名にもなっている、とにかくエネルギッシュなアルバムの最後を飾る曲。もうライブが終わってしまう悲しさも相まって、4公演ともこの曲で感極まってた。それに追い討ちをかけるかのように、

僕の前じゃムリして笑わなくていい

を岡野くんがあまりにも優しく歌い上げるから、本当に胸にきた。今ライブの中で一番グッときたフレーズがここ。ポルノの2人から私たちファンへのメッセージだと思ってそっと胸にしまったよ。

 
 
 
 
サポメン退場。
 
 
( .'ω' )<あの、もう知ってる方もたくさんいらっしゃると思いますが、ニューシングルのリリースが決定しました!えっと、アニメの主題歌…なんじゃっけど忘れした……そうそう、『僕のヒーローアカデミア』だ。それのね、オープニングを担当させてもらうことになりました。タイトルとか発売日はまぁ決まっとるんじゃけど、まだ言えないんよ。
 
客<えー
 
( .'ω' )<えー!って!!僕は前に1回やらかしてるんで、そこんとこは慎重にいかんと!また怒られるけぇね。タイトルも発売日も言いません!
 
•̀.̫•́<歌ってる人も?
 
( .'ω' )<わしじゃないん!?誰か他の人歌うん!?
 
•̀.̫•́<違う人が歌いよるかもしれんよ。スペシャルゲスト的な。どっかから連れてきてさ。…わしとか。
 
( .'ω' )<あなた歌っちゃいます?
 
•̀.̫•́<わしの初のね。
 
( .'ω' )<いろいろ歌ってるじゃないですか、もう。あ、あれか、シングルで初ってこと。
 
•̀.̫•́<みんな買うてね☆
 
( .'ω' )<じゃあ最後にね、これもみなさんからのご要望で『記念写真を撮りたい』ということなんで、会場の皆さんと撮影したいなと思います!写真を撮ってくれるのは…なーんちゃーん!
 
なんちゃん再登場
 
( .'ω' )<眉とか書くひとは書いて…さすがに書けんか。前髪くらいならなおせるけ、気になる人はね、整えて。
 
•̀.̫•́<(前髪をなおしだす) (近くの客にマイク通さず生声で「わしの前髪だいじょぶー?」と聞く)
 
( .'ω' )<この写真はね、あとでファンクラブのページにアップして保存ができるようにしとくんで、ぜひチェックしてくださいね。あ、後ろの人が写んない!とかあるけ、ピースはやめてね。その代わり最高の笑顔、よろしくねー。ちゃんと後ろの方の人まで写るけ、まぁさすがにハッキリとは写らんけど、油断せんでね!なんちゃんが見えるところにおったら枠に入っとるよ、みんな大丈夫?入っとる?
 
( .'ω' )<いくよー 3、2、1
 
 
 
 
生声
•̀.̫•́<カープ開幕投手候補の大瀬良がまさかの怪我っていう、カープにとっては幸先の悪いスタートになりそうな2016年ですが、僕たちもカープと同様頑張っていきますので、応援よろしくお願いしまーす!
 
( .'ω' )<ほんまにわしらは大阪に育ててもらったので、これから大阪に恩返ししていけるような活動をしていきたいと思います。このファーストアルバムに負けんようなものを作り続けていきますので、よろしくお願いします!
 
 
 
 
2人が仲良しでかわいかったところとか、トーク面白かったところとか、色々言いたいところはあるけど、とにかくあたたかいライブだった。なにより岡野昭仁新藤晴一から私たちファンへの愛に溢れていて、居心地がよくて、帰るべき場所はいつだってここなんだなと思わせてくれるような、そんな幸せなライブ!マンホールをくぐり抜けたら、そこは、私たちの秘密基地だったよ。ポルノも私たちのこと大好きだし、私たちもポルノのことが大好きだし、なにこれ相思相愛ジャン世界一の幸せ空間かよ~って!あとすごく信頼されてるのが伝わった。故に映像化説もあるけど、発売するなららばぷ限定がいいな~。見たいんだけど、2人と私たちファンの秘密にしたいな~。
 
今回手を伸ばせば届く距離に2人がいて、目元の皺に彼らがステージに立ち続けてくれた時間の長さを感じて胸が熱くなった。私の人生はいつだってポルノグラフィティと共にあって、それは理屈とかではなくて、もっと心の奥底で繋がっている気がするよ。これをずっと大事にしていきたい。それと、2人は私が想像していた以上に私たちファンのことを見てくれてたし、気持ちに寄り添ってくれていたよ。私は一ファンとして応援するということしかできないので、引き続き全力で愛を返していきたい所存。
 
でも次のライブスケジュールをくれないと生きる希望が見つからないので、とりあえずどんな先でもいいんで、ください。リクステはあるけどさ、あれは、まぁ、リクステじゃん。勝手に今年は野外ライブとカウントダウンライブしてほしいなって思ってる。2016年問題で使えるライブ会場が限られてるなら、つま恋みたいなとこで野外でパーッとやるのも気持ちがいいし(つま恋すごく日焼けした)、そろそろカウントダウンライブを復活させてほしい。待ってます!岡野くん、新藤さん、お疲れ様でした、ありがとう、大好き!
 
新曲、たのしみ。

私を構成する9作のドラマ(日本ver.)

前回のエントリーで『私を構成する9冊の本』を羅列してみたが、今回はドラマ(日本ver.)を。この9つってのがとてもよい。絞るのに悩むんだけど、これ以上多いと書くのがめんどくさくなって下書きにいつまでも残っちゃう!あと9って数字が大好きだから都合が良い。おすすめしたいドラマではなくて、あくまで私を構成してるドラマにすぎないので、見たけどおもしろなかったですっていう苦情は受け付けません。でも、このドラマ私も好き!って人がいたら友達になってください。きっと分かり合えるよ♡


リーガル・ハイ DVD-BOX

リーガル・ハイ DVD-BOX


訴訟で一度も負けたことがない敏腕弁護士・古美門研介(堺雅人)と真面目で正義感の強い新米弁護士・黛真知子(新垣結衣)の2人が繰り広げるリーガルコメディー。

半沢直樹がすごい盛り上がりを見せた中、ひとりリーハイを繰り返し見ていた勢。ドラマを見始めたのは堺さんが好きなのと、予告のガッキーが可愛かったから。この時点でどんな内容なのかは知らなかった気がする。ただ、堺さんの前髪coolだなって思ってたくらい。いざ初回が放送されると、今までの法廷ドラマにないおもしろさで夢中になって、ハマるハマる。よく見る法廷ドラマだと、こいつはやってない!みたい感じで弁護士が奮闘して無罪を証明すると思うんだけど、1話は自白を強要された被告人をどう守るか。争点は彼が殺人を犯したかどうかの量刑ではなく取り調べに違法行為があったかどうか。真実なんてどうでもいい、とされる法廷ドラマ、最高にcool!

何より、バディの2人が本当に魅力的。主人公の古美門研介はワガママで屁理屈で憎たらしい、まさにゲスの極み。古美門にとって、正義感や被疑者の人権等というものに価値はない。重視するのは多額の報酬や、敵対する検察・弁護士を徹底的に叩きのめすことだけ。大して、黛真知子は勤勉で、困ってる人を放っておけない性格。そして融通のきかない正義感のせいで古美門からは「朝ドラのヒロイン」と揶揄される。そんな合うはずがない凸凹の2人がバディを組んで法廷に立つ姿がたまらない!こみまゆかわいい!


やまとなでしこ DVD-BOX

やまとなでしこ DVD-BOX


客室乗務員の神野桜子(松嶋菜々子)は、気配り上手で類まれな美貌を持つが、貧しい漁師の家に生まれた過去から、玉の輿に乗るべく、合コンに情熱を燃やしていた。大病院の御曹司を射止めても、更なる標的を狙う桜子の前に現れたのは、超金持ちの医者・中原欧介(堤真一)。しかし本当の彼は、小さな魚屋で恋愛に臆病だった。 心よりお金が大事と公言する一方で、亡き母が教えてくれたお金では買えないたった一つのものが頭を離れない桜子が、本当の恋を見つけるまでを描く。

もう、THE王道のラブストーリーで、斬新なアイデアだったり、どんでん返しみたいなものがあるわけではないけど、とにかく大好きなドラマ。まず、桜子が不器用でかわいい。最近のドラマに出てくる女の子にありがちな、ちょっぴりドジ☆だけど一生懸命なみんなに愛される主人公!ではなく、見栄っ張りで「お金がすべて」だと信じるひねくれた性格の、玉の輿を狙うヒロイン。こうやって文字にすると可愛げがないけど、松嶋菜々子がうまーく嫌味なく演じて、キュートな憎めない桜子になってるのがミソ。堤真一演じる欧介もお金はないけど、バカ正直で素直でかわいくて、見てる間ずっとふたりの恋を応援したくなるドラマ。


鈴木先生 完全版 DVD-BOX

鈴木先生 完全版 DVD-BOX



公立中学を舞台に、『ごく普通』の生徒たちの心の問題に向き合うことを自身の教育方針とする鈴木先生(長谷川博己)が、自分の受け持つクラスや教え子たちの周りで起こる些細な、ときに重大な事件の数々を誠実に、情熱的に対応していくドラマ。給食の献立から中学生の性行為や避妊の是非に至るまでディープな問題に深く切り込んでいく。

我らがハセヒロの記念すべき初主演連続ドラマ。初主演がコレってすごい、いろんな意味で。平均視聴率がまさかの2.3%という、2001年以降のゴールデンタイムの連ドラとして最低平均視聴率を記録。その反面、高いクオリティを支持する熱烈な声も多く、ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、日本民間放送連盟賞のテレビドラマ番組部門最優秀賞に輝くという不思議現象を生んだ、まさに賛否両論なドラマ。好き嫌いは分かれると思う。

このドラマに出てくる生徒達は、学校を舞台にしたドラマには欠かせない、いわゆる『問題児』ではなく、どこにでもいる『普通の子』たち。そして、『普通の子』をないがしろにして、問題児ばかりにかかりきりになる現代の教育現場に疑問を持つ鈴木先生鈴木先生も人一倍正義感を持ったヒーローではなくて、クラスの生徒である小川蘇美(土屋太鳳)を異性として意識しちゃうし、挙句の果てに彼女でエッチな妄想をしちゃうし。鈴木先生と蘇美ちゃんの関係性について論文一本書ける。そんな人間臭さも含めて、ハマってしまったドラマ。今や売れっ子になったブレーク直前のハセヒロの姿が見れるよ!ちなみに私はセカンドバージンでハセヒロが気になり、鈴木先生のループタイ姿で本格的に落ちたった。


木更津キャッツアイ 5巻BOX [DVD]

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病院で余命半年と言われたぶっさん(岡田准一)は悔いの無い余生を過ごすため、高校時代の親友、バンビ(桜井翔)、マスター(佐藤隆太)、アニ(塚本高史)、うっちー(岡田義徳)と怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成する。木更津を舞台に「木更津キャッツアイ」は活動を続けるが、次第にぶっさんの死期が近づいてきて…。

ってあらすじを見るとしんみり泣けるドラマっぽくなるけど、全然違う。どうしようもない若者たちが青春特有の閉塞感の中で、バカをやっていく話。青春の楽しいけど、でも、カラッとしてるわけではない空みたいな、そんな空気感をうまく出しているドラマ!どんなだよ、ってつっこまれたら答えられない。雰囲気ね。毎回泣いて笑って胸がぎゅっとなる。

もう放送が終わってから10年以上経ってるけど根強いファンがいるイメージ。話が表、裏になってたり、主人公の死からドラマが始まったり、何かと実験的なドラマ。ドラマじゃなくて、映画版(ワールドシリーズ)でぶっさんが蘇ってくるんだけど、最後にアニが言う一言が大好き。そろそろ帰ってくんねぇ、ってさ、すごい。クドカンは自分の気持ちは全部アニが代弁して言ってるってインタビューかなんかで答えてたからさ、余計に笑う。そんなところが好き。すこし大人になったんだね、って。私はこれを見て阿部サダヲ好きになった。今じゃ売れっ子で主役張れる人たちがバンバン出てる。そういう視点からも楽しいかも。青春の痛さとか馬鹿馬鹿しさとかそれをひっくるめての愛しさとか、いっぱい笑って、でも少しおセンチな気持ちになるドラマ。


美女か野獣 DVD-BOX

美女か野獣 DVD-BOX


アメリカでニュース記者として活躍していた鷹宮真(松嶋菜々子)はJBCテレビからヘッドハンティングされ、視聴率が低迷するニュース番組のチーフプロデューサーとなる。一方、同じ頃JBCテレビ入社以来バラエティ番組製作部に携わっていた永瀬洋海(福山雅治)も報道局に転属された。性格も番組に対する考えも正反対の2人だが、学生時代は恋人同士だった。そんな因縁もあって対立し合いながらも次第に関係を修復し、さらに理解を深めていく。

出たー!私が『やまとなでしこ』と並んで大好きな恋愛ドラマ!なんか松嶋菜々子推しな人みたいになっちゃうけど、そんなことはないよ。とにかく永瀬、福山雅治がめちゃめちゃかっこいい。チャラチャラしたやつなんだけど、根は真っ直ぐで優しくて、視聴率を取るためならなんだってする真を心配してそっとサポートしてるの、たまらん。なのに、正面きっては伝えられないところもじれったくて好き。恋愛面だけではなくて、報道番組を作っていく過程での問題など、普段恋愛ドラマ見ない人でも見やすいかも。

主役2人はもちろん、このドラマの強みは脇を固めるキャラクターがバラエティに富んでいること!洋海を慕うADのタケ(永井太)、気の強い妻の尻に敷かれる記者の久瀬(渡辺いっけい)、お調子者の戸渡(矢嶋智人)、合コン大好き古袋(佐々木蔵之介)、鳥ばっかり撮る鶴さん(志賀廉太郎)、ベテランアナウンサー桜木さん(児玉清)などなど、魅力的なJCBの報道部まるごと大好きになるドラマ。


時効警察 DVD-BOX

時効警察 DVD-BOX


時効が成立した未解決事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗(オダギリジョー)と彼に想いを寄せる交通課の三日月しずか(麻生久美子)の活躍を描くコメディーミステリー。基本的には、物語の序盤で霧山が興味を持った時効事件の真相を一話かけて解明するという毎回完結型。あくまでも趣味で捜査しているため、犯人を突き止めた場合は相手に「この件は誰にも言いません」と書かれたカード(通称“誰にも言いませんよカード”・霧山の署名、捺印つき)を手渡す斬新なスタイル。

高校の美術の時、唐突に何故かこれを見させられた。特に説明もなく、「今日はビデオ鑑賞です」の一言で。今考えても意味がわからない。美術に1ミリも関係ない。授業がそんなにしたくなかったのか。でも自作のまきぐそウンチくんの置物を生徒に見せたり、うんちの歌を生徒に聴かせる先生だったからそのくらいしてもおかしくない。何にせよ、このドラマを私が知るきっかけを作ってくれてサンキューじゃん。

出てくるキャラクターが全員どこかズレていて、でもそのズレが気持ちがいい。警察ドラマなのにまったりゆるーく肩の力を抜いて見れる。霧山と三日月の些細なやり取りがツボにハマるかどうかで、このドラマの好き嫌いが分かれそう。掛け合いや小ネタが秀逸。とにかく細かく伏線やら小ネタが色んなところに仕掛けられてるので、そこらへんを気にかけながら見るのも楽しい。愛とか正義とかそんなものナシの、ゆるい警察ドラマ。


オレンジデイズ 第1巻 [DVD]

オレンジデイズ 第1巻 [DVD]


どこにでもいそうな大学4年生・結城櫂(妻夫木聡) と、病気で4年前に聴覚を失ったことにより心の扉を閉じてしまった女の子・萩尾沙絵柴咲コウ)のラブストーリーを軸に展開される、大学の卒業を1年後に控えた5人の若者の青春ドラマ。

ドラマを見て、大学で手話サークルに入った私。安易すぎるな、と自分でも思っていたのに、そのサークルでは同じ理由の人だらけだったっていう。学祭では主題歌であるMr.Childrenの『Sign』を手話付きでやったの、今思い返すと笑っちゃうけど、見る側にそうさせるほど残酷なくらいの甘酸っぱくてキラキラしたキャンパスライフを描いているドラマってなかなかないよなぁ。『Sign』聴くと自動的に涙が出るシステム搭載の身体になってしまった。高校生のあの頃、このドラマを見て、思い描いていたほどのキャンパスライフは送れていないけど、もっと大人になった時に聴く『Sign』は今とは違って聴こえるのかも。


ケイゾク(1) [DVD]

ケイゾク(1) [DVD]


ケイゾク”と呼ばれる、迷宮入りした事件を担当する警視庁捜査一課弐係に配属された、東大卒のキャリア警察官僚・柴田純(中谷美紀)と、元公安の叩き上げ刑事・真山徹(渡部篤郎)が難事件を解決していくミステリードラマ。映画化もされた人気ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』はこの作品の設定を一部引き継いだ物となっている。

渡部篤郎かっこいい……かっこいい……。最近だとSPECの方が有名だけど、私はケイゾク推し。基本的にバディものが好きなので、リーハイの古美門&黛にしろ、時効警察の霧山&三日月にしろ、個性の凸凹の差があればあるほど最終的にはいいバディになると思うんだけど、ケイゾクの柴田と真山はそういう意味では最強。天才的な頭脳と洞察力・論理性を備え、おっとりとした怖い物知らずのマイペースの柴田。セックス白書をバスの中で大声で朗読するほど非常識で、言動は失礼かつ不謹慎・不作法。そして、ぶっきらぼうでシニカルな真山。柴田とは正反対に、主に直感力と犯罪心理面から犯人を見極める、極度の人間不信。こんな2人が組んでおもしろくないわけがない。CP厨が多数いるのも頷ける。


9  伝説の教師
f:id:daradarakyu:20160207013157j:image
教師としての熱意を持てず、マニュアル通りにしか処理しない、典型的サラリーマン教師のために全く成果を上げられない風間大輔(中居正広)。彼の担任する2年D組は荒れ果ててしまい、学校側はそれを立て直すために風間を副担任に降格させ、過去にいくつもの荒れ果てた学校を立て直し、数々の学校を渡り歩いてきた“伝説の教師”南波次郎(松本人志)を呼び寄せる。しかし南波はとんでもないデタラメ教師だった。

DVD化されていない、正に伝説のドラマ。私は友達のお母さんに貸してもらって見たんだけど、もう本当に衝撃だった。まず中居くんと松ちゃんって組み合わせもビックリだけど、とにかく南波が型破りすぎて、やることなすこと無茶苦茶で、クズofクズ。担当教科は国語なのに、授業シーンは一切なく、生徒に対しての愛情も特にない。そんな南波なのに、何故か彼が放つ言葉には重みがあって、核心をついていて、忘れることができない。

「中途半端な正義が一番の悪なんや」
「友達に悪口10個言うてそれでも酒飲んでくれたら本物の友達や」

このドラマの南波と風間の掛け合いのシーンはほぼ松ちゃんのアドリブで、それに中居くんが合わせていった形らしい。たしかに中居くんも松ちゃんもリアルに笑っちゃってたシーンが結構あった気がする。もう記憶が薄れてきたから、お願いだからDVD化してくださいよろしくお願いします。

私を構成する9冊の本

Twitterで『#私を構成する9冊の本』というタグが回ってきた。うんうん考えた結果、以下の9冊が私を構成している主な9冊(だと思う)。




深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)


“ある朝、眼を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ。”

そんな書き出しで始まるこの本は、インドのデリーから、イギリスのロンドンまでを、バスだけを使って一人旅をするという目的で日本を飛び出した主人公(=沢木さん)の物語であり、筆者自身の旅行体験に基づいている、言わずと知れたベストセラー。

小学生の時に読んで以来、何度も読み返しているせいで表紙はボロボロ。何回読んでも面白くて、夢中にさせる本。たぶんこの本で人生を変えられてしまった人は少なくないはず。心に残る本というのは探せばあるが、その人の生き方を変えてしまうほどの何かを持つ本というのはなかなか巡り会えない。この本はそれくらいの強い熱量を持ったもの。

文庫で6冊となるこのシリーズは一度読み出すと止まらないほどおもしろく、著者の旅行体験に基づいている話なので堅苦しくなく、普段あまり読書をしないという方にもオススメ。何より、独特の文体、その土地の温度や匂いまで文字から伝わるような文章に引き込まれるはず。



2 カラフル(著:森絵都)

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)


自殺したはずの「ぼく」は天使からもう一度、人間としてやり直せるチャンスを貰い、ある少年の体に入り込み、少年として生活を始める。再挑戦の期間は約1年。その間に、前世で犯した過ちの大きさに気づくことができれば、という条件付きで。

私がこれを読んだ時は中学生、思春期真っ盛り。毎日だらだらと何も考えずに過ごしているくせに、ふと漠然とした不安に襲われる、そんなありきたりな毎日。別に死にたいって、そんなたいそれたことは思ってはいないけど、ふと「私ってなんなんだろう」「何のために生きているんだろう」と考え、悲しくなったり、嫌になったりすることは、人生の中で一度や二度はあると思う。そんな時に、思い出すのが『カラフル』。

決して説教じみたことを安易に言っていないのに、読み終わったあとに、心の中に確かに強く暖かなものが残る。色々あるけど、ややこしくてめんどくさい、時に目も眩むほどの色にまみれたこの世界を生き抜いていこう、と思える、ホットミルクみたいな1冊。

“人は自分でも気づかないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。どれがほんとの色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて。”


3 ノックの音が(著:星新一)

ノックの音が (新潮文庫)

ノックの音が (新潮文庫)



15編全ての短編が、『ノックの音がした。』で始まり、そしてそれぞれに秀抜な結末に到る、ショート・ショート集。さりげないノックの音。ドアの向こうに待ってるのは、果たして何?

1編1編はとても短く、字数も限られている中、ここまで完成されたストーリーを展開させられるのはさすがとしか言えない。天才。小学生の時に星新一の本を初めて読んで以来、その才能に嫉妬する。別に文書かないけど。そのくらいユーモアに溢れてる。

最後の1行でひっくり返るストーリーや、ページを進める事に話が全く違う方へ展開していく様は、圧巻。ページをめくる手が止まらない!1編が10ページ程なので、誰にでも読みやすいはず。ちなみに私が特に好きなのは『しなやかな手』と『感動的な光景』。


4 自宅にて(著:新藤晴一)

自宅にて

自宅にて


ポルノグラフィティのギタリスト、新藤晴一による初のエッセイ集。ブータンへの旅行記から、東京に出てきてからのことなど、彼の「心が動いた時」を綴った文章。

ポルノグラフィティのファンのバイブルともいえる1冊。この本をなくして、新藤晴一を、ポルノグラフィティを語ることはできないと思う。日常のなんてことない一コマも、新藤さんの視点では違って見えるようで、この本を読んだ後、少し彼と同じ視線で世界を見れた気持ちになれた。文章を読むと、とても繊細で感性が豊かな人柄が伺える。何より、言葉をとても大事にしているんだな、と再確認する。新藤晴一は生まれながらの詩人で、言葉に愛された人なんだな。

私を楽しい気分にさせてくれる人や物はたくさんあるけれど、辛い時私の中にあるものはポルノグラフィティであり、岡野昭仁の唄であり、新藤晴一の言葉。

“それは確かに動いた心をなかったことにしてしまうのが、自分の心に失礼だと思うからです。そこに意味なんていらないと思います。”


5 猫を抱いて象と泳ぐ(著:小川洋子)

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)


「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出していく…。

先天性の病気を抱え、大きくなるのを不幸なことだと信じ続けた主人公、リトル・アリョーヒンと呼ばれる少年。デパートの屋上に上がったまま大きくなりすぎて下りられなくなった象、インディラ。壁の間に挟まれて抜けられなくなってしまった少女、ミイラ。バスの中に住み、太りすぎて出られなくなったマスター。この中に出てくる人たちはどこかおかしくて、浮世離れしている。しかし、もしかしたらこの世界の端っこに、彼らは生きているのかもしれないと思わせるリアリティーさを併せ持つのが、小川洋子の凄さ(登場人物の国籍も、時代も、主人公の名前すら明記されていない)。ここに書き出される8×8の世界は、どこまでも透明で、深海のような静けさだ。

終始チェスの話である。ページをめくっても、まためくっても、チェスの文字。この作品に出てくるチェスとはただのチェスなのではなく、チェスそのものがリトル・アリョーヒンなのである。リトル・アリョーヒンは勝ち負けは気にしない。美しい棋譜を描くことだけを至上としているのだ。そして彼が死に、忘れ去られたあとも、棋譜だけは永遠に残っていく、この永遠が儚くて哀しくて愛おしい。

1冊の本としては1番好きだと言える本。1ページ、1行、そして単語すべてがこんなにも美しく、大事にしたいと思ったのはこの本だけである。ゆっくり時間をかけて、【e4】から出発するリトル・アリョーヒンの棋譜を読み解いてほしい。
“「計算上、チェスの可能な棋譜の数は十の一二三乗あるんだ。宇宙を構成する粒子の数より多いと言われているよ。」”
小川洋子だと『最果てアーケード』と『密やかな結晶』も好き。あと『博士の愛した数式』もやっぱり名作。



6 ぶらんこ乗り(著:いしいしんじ)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)


頭がよくお話作りが大好き、ぶらんこが大好きで指を鳴らすのが得意、声を失っても動物と会話ができた弟が残したノートを読みながら回想する、姉の物語。

ポルノグラフィティファンの本棚を覗いたら、『自宅にて』と一緒に並んでる確率が高いであろう、1冊。私も例に漏れず、この本を知ったきっかけは新藤晴一であった。ポルノグラフィティの6作目のオリジナルアルバム『m‐CABI』に収録されている『グラヴィティ』という曲の詩を書く際、新藤さんがこのいしいしんじの『ぶらんこ乗り』を参考にしたと雑誌(確かWHAT's IN?)のインタビューで語っていた。

いしいしんじの作る世界は絵本のようだと思う。でもどこまでもファンタジーではなくて、冷たい現実が見え隠れしている。そんなどっちつかずの世界こそが、空中ブランコなのかもしれない。どこにも属さない、宙ぶらりんな、そんなつながり。

難しいことは言わない。この本を読んだ後、歌詞を見ながら曲を聴いてほしい。そこに全てが詰まっている。あ、ちなみに、いしいしんじ作品だと『麦ふみクーツェ』も好き。

“ぶらんこは行ってはもどりする。はるかかなたへ消えたようでも、ちゃんとまっしぐらな軌道をえがき、ちょうどいい引力に従って、もといた場所に戻ってくる”



7 Breakfast at Tiffany’s (著:Truman Capote)

Breakfast at Tiffany's

Breakfast at Tiffany's


あまりにも有名な『ティファニーで朝食を』。自由奔放に生き、「いつかティファニーで朝食を取るような人になりたい」と夢見るホリーと、彼女に翻弄される男達の物語。

私は洋書はできる限り訳を介さず原書のまま読みたい派なので、英文で読んだ。この作品はオードリー・ヘップバーン主演で映画化されたこともあって、誰もが名前は聞いたことはあると思う。しかし、案外ストーリーは知らない人が多いのではないだろうか。また、映画と小説のストーリーも異なっているため、映画でしか知らない人にもぜひ読んでほしい。

ホリーのどこまでも自由で掴めない性格こそが、この作品が長きにわたって人々の心を離さない理由の一つだと思う。映画のホリーも魅力的ではあるが、原作のホリーはより奔放さが強調されている。無邪気、といえるほどかわいらしいそれではなく、本文内でも「まやかし」だと形容されているように、それに翻弄される人たちからみたら、厄介なくらい自分の気持ちの赴くままに生きているホリー。あんな風に生きてみたいけど、誰もが不可能だと自覚しているからこそ、ホリーに対し畏敬の念のようなものを持つのかもしれない。

原作とは関係ないけど、映画でホリーがニューヨークのアパートの窓辺で故郷を思いながらMoon Riverを唄う場面はやっぱり名シーンだよね。センチメンタルー!ちなみに歌詞中に出てくるhuckleberryはアメリカ人にとっては、「故郷」や「幼なじみ」を連想させる単語らしい。

“Moon River,
Wider than a mile:
I’m crossin’ you in style
Some day.
Old dream maker,
You heart breaker,
Wherever your goin’,
I’m goin’ your way:
Two drifters,
Off to see the world,
There’s such a lot of world
To see.
We’re after the same
Rainbow’s end
Waitin’ round the bend,
My huckleberry friend,
Moon River
and me.”


8 フィンガーボウルの話のつづき(著:吉田篤弘)

フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫)

フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫)


「世界の果ての食堂」について話を書きたいと思っている吉田くん。でも物語は見えてこない。ゴンベン先生に相談したりもするけれど、まだ話のしっぽはつかめない。でもある時みつけた小さな博物館で、ジュールズ・バーンという人を知る。その人は小さなメモに大量にお話を綴っている人だった。いつしか物語は、バーンの世界に、そしてビートルズホワイトアルバムを巡る物語へと動いていく・・・

小川洋子いしいしんじ(初期らへん)が好きな人はおそらく吉田篤弘ハマると思う。少しファンタジックな、シャボン玉のような絵本のような独特な世界観を持つ作品を書く人。今回は短編なんだけど、繋がってないようでどこかで確かにリンクしている、そんな短編集。そして、鍵となるのがビートルズホワイトアルバム。著者が「ホワイトアルバムをちょっとした仕掛けにすれば、すぐそばとものすごく遠いところの話がさほど不自然でなく、すんなり収まるのではないかと思いついたのです」と語るように、ありふれた日常とおとぎ話みたいな世界が混在している。どこか謎めいて、切なくて、でもおかしい。

そもそも私がビートルズホワイトアルバムが好きだから、いろんな意味でおいしい。もぐもぐ。のんびりとしたほっと一息つける作品。土曜日の夜に紅茶でも飲みながらまったり読みたい。



9 英単語TARGET 1900

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)


自分でもハ???って思うけど、「私を構成する9冊」って括りならこれを外せないなって…… 「好きな9冊」とか「おすすめしたい9冊」だったら間違いなく入らないけど。長い付き合いでしたね。中学生から高3の受験が終わるその日まで、基本的に学校がある日は毎日鞄に入れて持ち歩いてた(小テストがしょっちゅうあった)。受験期に周りの友達がシス単やキクタンに乗り換える中、特に理由はないけど買い換えず英単語帳=TARGET一筋だったよ、褒めてほしい。別に特に見やすいとかわかりやすい訳ではないんだけど(ごめんなさい)、6年間見てるとさすがに単語見て「あっこれあそこのページの上から何個目だな」って覚えてくるレベルで私の中に溶け込んでる。だからTARGETって聞いてまず思い出すのはポルノグラフィティのツアーの∠TARGETじゃなくて、こっちの方だし、∠見る度にこのわんちゃん思い出す。ほんとどうでもよすぎて死にたくなってきたから終わる。お世話になりました!

ようこそ、洋画沼へ!~ただの推しメン紹介編~



エェー!?
まだ洋画沼にハマってないのかい!?!?
そんなあなたにおすすめの洋画俳優を並べていくので、何かのきっかけにしてください。私が英国俳優贔屓なので、英国俳優中心。すみません。




トム・ヒドルストン(英)

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・トムヒ先輩
・1981年生まれの34歳
・英国を代表する人気俳優
・ウルトラスーパーハイスペックマン
・187㎝の8.5頭身
・細身に見えて意外と筋肉質
・貴族出身の由緒正しいお家柄
・イートン校→ケンブリッジ(最高学位)→王立演劇大のインテリ
・レディファーストの鬼
ユニセフ活動もしちゃう
・ダンスもうまい
・ファンサービスの神
・非の打ち所がない
・なのにドジっ子
・おちゃめな一面も
・そんなところも世界中のファンにはたまらない
・こんな人実在していいの?
・ファンの間では「実在しない」説も流れる
・「ホログラム」、「CG」と呼ばれる
・二次元から来た説も濃厚
・特徴的な笑い方
・『アベンジャーズ』に出てるよ





エディ・レッドメイン(英)

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・エディくん
・1982年生まれの33歳
・今ノリにノッている英国俳優
・彼も イートン校→ケンブリッジ大 のインテリ
・父は銀行の頭取、兄は重役のすごい家柄
・三十路なのに、子犬
・トップ俳優なのに、純朴
・先週田舎から出てきました!感
・おばさまに人気ありそう
・どんな役にも合わせる変幻自在さ
・この年にしてアカデミー主演男優賞受賞
バーバリーのモデルとかしたよ
・映画『レ・ミゼラブル』のマリウス役が出世作
・『ハリー・ポッター』の新シリーズの主演はこの人
・とにかくこれからも大作に立て続けに出演する模様






ベン・ウィショー(英)

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・ウィショたん
・1980年生まれの35歳
・『007』にQ役として出演してる人
・全世界のファンの母性をくすぐる天才
・共演した女優に「瓶の中につめておきたい」と言われる
・ふわふわゆるゆる
・森の妖精説派と天使説派の争い
・インタビューの時とかの手の動きが特徴的
・「来世はおっきい猫になりたい」
・舞台出身だから演技が安定してうまい
・幸薄の役が多い
パディントン(クマの映画)でパディントンの声をやってるよ
・私生活では新妻(同性婚)
・代表作は『007』シリーズ、Q役






マーティン・フリーマン(英)

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・マニキ
・1971年生まれの44歳
・わりとおじさん
・英国のリアルホビット
・ヘタレ役が多いけど、現実はリトルマフィア
・すぅぐ中指立てる
・Fワードの魔術師
・とても毒舌
・口も悪い
・わがまま
・見た目と発言が一致しない
・アフレコではない
・でも愛妻家
・奥さんカワイイ
・ハリネズミに似てる
・怒りの演技と言えばこの人
・静かにわなわな怒るよ
・代表作は『ホビット』シリーズ、主演のビルボ・バギンズ






ポール・ベタニー(英)

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・べたに
・1971年生まれの44歳
・191cm、奇跡の9頭身
・スタイル良すぎて怖い
・コワモテ
・笑っても基本怖い
・それ故、たまに見せるキュートな笑顔に死ぬ
・声が独特
・眉毛#とは
・マシュマロボディーなのに割と脱ぐ
・さすがに眉毛どうしたの?って定期的になる
・家族大好き
・何だかんだカワイイ
・さすがの演技力
・『アベンジャーズ』とか『アイアンマン』に出てるよ






マット・スミス(英)

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・まっとん
・1982年生まれ、33歳
・洋画俳優のミサワ枠
・特徴的な顔は一度見たら忘れない
・顔長い
・でもいい人
・ベネさんと仲いい
・英国内では「ポスト・ベネディクト」の呼び名が高い今後注目の俳優
・代表作は『ドクター・フー






マッツ・ミケルセン(デンマーク)

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・まっつん
・1965年生まれの50歳
・北欧の至宝
・元々はプロのダンサー
・基本的にアヒル口
・渋くてセクシー
・イケおじ
・なのにキュート
・激カワおじさんの名をほしいままに
・悪役が多い
・私服のジャージ率の高さ
・ドラマで人食べてるのに、私生活はジャージ来て生活してる
・お兄ちゃんの前だと弟感全面に出すのずるい
・お兄ちゃんは『SHERLOCK』にマグヌセン役で出てたラース・ミケルセン
・代表作は主演を務める『ハンニバル






コリン・ファース(英)

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・コリン
・1965年生まれの55歳
・ナイスミドル
・意外と背高い、188cm
キャメロン・ディアスの理想の相手らしい
・英国紳士と言えばこの人
・おじさん好きにはたまらない
・お年玉すごいくれそう
大和田伸也に似ていると私の中で話題に
・見た目のせいかいい人役が多い
・代表作は『英国王のスピーチ』、『キングスマン』





ジェームズ・マカヴォイ(英)

f:id:daradarakyu:20160105021752j:image
・マカヴォイさん
・1979年生まれの36歳
・生まれはスコットランド
・マニキに次ぐ小ささ
・色白
・肌綺麗
・目の色も綺麗
・なで肩
・なのに破天荒
・というか凶暴
・檻に入れといた方がいい
・共演者に消えない傷をつくる
・人のお酒を着火させる
・黙ってればお人形さんなのに…
・見た目とのギャップはマニキと並ぶ
・でもあざとかわいいからファンは多い
・老けない
・むしろ年々若返ってる
・性格は割とどうしようもないけど演技はめちゃくちゃうまい
・カメレオン俳優とはこの人のこと
・天才肌
・基本バッドエンドのものしか出ないね
・『つぐない』、『X-MEN』シリーズに出てるよ






ガブリエル・マクト(米)

f:id:daradarakyu:20160105023046j:image
・ガブ
・1972年生まれの43歳
・遅咲きの色気ムンムン俳優
・大人の余裕
・ガツガツしていないのにちゃんとエロい
・笑顔で人類に幸せを運ぶ
・スーツ着用時は戦闘力6倍
・笑うとキュッと上がる口角、最高
・口元に注目して
・目元のシワさえ芸術的
・ウインクが超絶うまい
・ウインクされると画面越しに殺される
・タレ目
・後姿が美しい
・代表作は主演、ハーヴィー・スペクター役で出演する『SUITS』






ベネディクト・カンバーバッチ(英)

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・ベネさん
・1976年生まれの39歳
・我が推し
・両親も役者
・時の人
・日本での知名度はナンバーワンだと思う
・世界中でベネさんフィーバー
・でも所見時は「なにこの宇宙人」ってなる
・顔長くない?
・顎なくない?
・鼻特徴的じゃない?
・てか、かっこよくなくない?
・わかる
・ファンである私も「イギリスのイケメン俳優」煽りには全力でつっこみたくなる
・中毒性のある演技
・魅惑のバリトンボイス
・声がちょうセクシー
・綺麗なブリティッシュイングリッシュ
・あれ、声良くない…?
・そこが沼の入口
・変人役をやらせればこの人の右に出る人はいない
・顔と同じくらい話も長い
・とにかく喋る
・通訳者を置いて喋り倒す
・インタビュー中落ち着きがない
・いたずら好き
・でもよく騙される
・純粋
・というかただの5歳児
・愛想良い
・ファンサービスもしっかりするよ
・モノマネも得意
・アランリックマンのモノマネよくする
・たまに中指立てちゃう♡
・天然さが垣間見える
・笑うと口がVの字
・カワウソに似てる
・甘いものが好き
・26歳まで名前入りパンツはいてた
・私服が本当にダサい
・ダサすぎて笑えない時もある
・それも愛おしく感じたらあなたはもうカンバービッチ







結局、ただ私が好きな俳優を挙げただけのやーつ。少しでも気になった人がいたら、その人の出演作を見てみるも良し、特にいなかったら今後見る洋画の中でお気に入りを見つけるも良し。とにかく何が言いたいかと言うと、みんな洋画見ようぜ~!ってこと。面白い作品がたくさんあるし、素敵な俳優・女優がきっと見つかるので、映画館で、映画を観よう!とりあえず私はウィショたん目当てで『バディントン』か『白鯨』を2016年映画初めにしようかな。1月末には『ブラック・スキャンダル』の公開も控えてるし、今年も1年間映画を日々の糧にしていきたい所存~!

私の好きな男の話~後編~

私には好きな男が6人いる。







私の担当、丸山隆平
まさか自分がジャニヲタになるなんて思いもしなかった。高校生の頃、周りの友達が嵐やNEWSに夢中だった中、私はポルノグラフィティのライブに全国駆け回ってたし、プルシェンコに滑ってもらいたい曲リストを作っていた。友達からジャニーズアイドルの話を聞いたり、CDを貸してもらったり、ジャニーズと全く接点がないわけでもなかったのだが、私とはまた別の世界の話のような気がしていた。今思い返すと、高校生の金銭的事情も多少はあったのかもしれない。そして私の周りに関ジャニ∞を好きな子もいなかったので、関ジャニについては顔も曲も知ることは無かった。

そんな私が彼らを知ったのは本当に偶然で、YouTubeで動画を巡回している際、関連動画で『8UPPERS FEATURE MUSIC FILM』を目にした。見ている時は彼らがアイドルだということも知らなかったし、ただ単純に面白くて最後まで見た。みんなかっこいいなーと思って、そのあと少し調べて、彼らが関ジャニ∞というグループだということ、これはアルバムの特典映像だということを知った。この時はこれだけで終わるはずだった。

それから少し経ったある日、ポルノファンである友達に「明日暇?関ジャニに興味ない?コンサート行かない?チケット代は半額でいいからさ!」と声をかけられた。どうやら同行者が風邪にかかってしまったらしい。その子が関ジャニを好きなことも知らなかった私は少し驚きつつも、動画を見たことへの縁も感じて(チケット代も半額だったし)、二つ返事で連れて行ってもらうことになった。この時点でメンバーの名前と顔が誰ひとりとして一致してなかった。

そしてコンサート当日。いろいろ衝撃だった。それまでライブといえばタオルを首から下げていた私がペンライトを振っていることにも、ファンの服装の色合いにも。なにより、名前も分からない、パーマをかけた彼に恋に落ちたことが一番自分で驚いた。KANJANI∞ LIVE TOUR 2010→2011 8UPPERS の1曲目、『浮世踊リビト』で私の男性に着てほしい服第一位のスーツを着こなし、歌いながら登場した7人は全員それぞれかっこよくてキラキラしていた。そして、ひとり、パーマをかけオレンジのマイクを持って歌う男が何故だか気になった。コンサートが進むにつれ、そのコンテンツの振り幅の大きさが顕著になっていき、普段バンドのライブしかいかない私に新鮮にうつった。そんな中私はずっとオレンジのマイクを持つ彼を目で追っていた。彼から一瞬たりとも目が離せなかった。決定的だったのが、ファンサをする彼の姿だった。歌っている姿でも、踊っている姿でも、ベースを弾いている姿でもなく。「あ、この人のこと、好き」と私が思った瞬間はファンのうちわに次々と表情豊かに応えていく彼だった。

本編が終わり7人が捌けるやいなや、「オレンジの人って誰!?名前なに!?好きなんだけど!!!誰!?!?!?好き!!!!!」と友達に鬼の形相で迫り、アンコール後に最初に出た言葉が「ファンクラブ入るわ」だった。その足でファンクラブに入会した。ここから私のジャニヲタライフが始まったのだ。

まずぽんぽこ顔がたまらなくキュートだし、もちもちほっぺとほくろは食べたくなるし、ベースを弾く姿は色気ダダ漏れでえっちだし、疲れている時に見せる目の温度のなさにゾクッとする。ダンスでは自分の魅せ方を理解して動いているのが伺えるし、彼の歌声には人肌のような温度を感じ、ぬくっこくて、やわやわだ。演技のお仕事をしている彼は頼もしくて生き生きして見える。どんな姿の彼も私の目にはキラキラ映っていて、毎日“好き”を更新してくる。

あれから早いもので5年が経つが、いつだって丸山隆平はマルちゃんでいてくれる。常にアイドルの姿でステージに立ってくれる。私がアイドルに求めるものは、偶像であり続けてくれることだ。そこにリアリティは求めていない。そうしてくれれば私が永遠に焦がれ夢見ることが許されるからだ。彼はいつだって言葉や態度で私たちファンに「好き」だと伝えてくれる。今回のツアーの映像にも彼のお腹には「ファン命」と書かれていた。誰よりもファンを大事にしてくれる彼がしたいこと、望むこと、そして彼の夢を全て叶えてあげたくて、今日も私はお金を使う。



元々洋画が好きな私が初めて彼を見たのは、2010年に公開された映画、『Third Star(邦題:僕が星になる前に)』だった。彼にとって初主演映画である本作は英国内のみの上映で、DVDが日本で発売されたのも彼がSHERLOCKで世界的に有名になったあとだった。イギリス人の友人の家にお泊まりをしに行った時に鑑賞した。29歳の誕生日を迎えた末期ガンの主人公(ベネディクト・カンバーバッチ)が最後の願いを叶えるため、親友3人と共にウェールズのバラファンドル湾へと旅した記録を、回想録として綴った映画である。映画本編としてはどこかで見たことのあるような、特別心に残るようなものではなかったし、余りにも救いがないような気がしたのが正直な感想だ。しかし、ラストシーン、沈んでいく彼がとても美しかった。美しいと感じた自分に驚いた。だって、彼は、宇宙人みたいな顔をしてたから。

ファンの中では有名な、ベネディクト・カンバーグラフというものがある。
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横軸は彼を見ている時間、縦軸は彼を魅力的だと感じる度合いを表しているグラフである。

その名を世界に轟かせた今も、彼のファン以外は、おそらく多くの人が「どうしてこの人が人気なの?」と疑問に感じるはずだ。だって彼はまず顔が長いし、顎どこやねんってなるし、鼻も特徴的だし、お世辞にも「美形」とはかけ離れている。ファンである私ですら、彼が「英国のイケメン俳優」などと紹介されると心の中で いやいやいや とツッコミたくなる。彼自身も「僕は美形ではない」「(自分は)変な顔」と公言している。

ラストシーンで「美しい」と感じた後、画像検索をかけ目にした彼は、美しさとはかけ離れた宇宙人だった。「もしかして映画の中でだけ輝くタイプなのかも!?」と、彼の作品を何作か見たが、やはり整った顔立ちとは言えなかった。しかし、見れば見るほど彼に引き込まれていく自分がいた。そもそも私は爬虫類顔が好きなので、彼を好きになる才能を元から持ち合わせていた説。そしてSHERLOCKシリーズ(シャーロックとジョンの関係性についての考察の記事も今後書けたらいいな)。舞台を21世紀のイギリスに置き換え、自称「コンサルタント探偵」であるシャーロック・ホームズが相棒であるジョン・ワトソンと共に、スマートフォンやインターネットといった最新機器を駆使して事件を解決する様を描いたこのシリーズは彼の出世作となった。この作品をきっかけに彼はスターの道を駆け上がっていく。

日本でも「ベネ様」ブームが到来し、来日をするとなると大勢のファンが空港に押しかける。SHERLOCKのクリスマスSPのムビチケは発売開始後1時間で一時売り切れ状態となる。などなど、今ではすっかり確固たるポジションを築き上げた彼だが、私が一番魅力に感じるのは彼から未だに少年の面影を感じるからだ。彼の話すブリティッシュイングリッシュはとても綺麗で、その声は多くの人が彼の最大の魅力であると評するように、低く厚くセクシーである。裕福な家庭で育ち、名門の学校を卒業した彼はとても知的で且つユーモアをきかせウィットに富んだインタビューの受け答えをする。私が思い描く英国紳士そのものだ。それでも尚、いたずらが成功した子供のような無邪気で屈託のない顔を時たま覗かせる瞬間、どうしようもなく愛おしく感じる。世界的スターとなり、妻子に恵まれ、39歳になった今でも、その変わらない少年のような横顔で、今日も彼はさらなる高みを目指していく。

単純にSHERLOCKめちゃくちゃ面白いので少しでも気になる人はTSUTAYAへGo!話数も少ないので今からでも追いやすいです。男のバディ物好きな人とか絶対楽しい。







最後に、長谷川博己
顔がどちゃくそタイプ。とにかく顔ファン
2010年放送『セカンドバージン』を見て、私の理想の顔と出会う。もう、本当に、たまらない爬虫類顔。しかも183cmの高身長のひょろ長。こんなの好きにならないわけがない。サブカル女子好みの俳優だった彼が、いつの間にか月9で主演を張るようになったのは、なんだか変な感じがするが、まぁとにかく私は今日も彼の外見にフォーリンラブ。私が下手に語るより画像検索をした方が早い思うので、ぜひ。最後だから手抜きってわけじゃないよ!!!





最後は駆け足気味になってすみません。この6人、それぞれ異なる魅力があるし、何よりフィールドが異なる(ロックバンド、スケーター、アイドル、英国俳優、日本俳優)から、ヲタ活最高に充実していて楽しい。しつこい性格のせいか熱しにくく冷めにくいので、たぶんこの6人のことはこれから先も追っていくはず。推しは変えるものではなくて増やすものなので、この先どんな出会いがあるのかも楽しみ。今年の抱負は『好きを増やす』!!!